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2020.02.12

医師の卵の研修医の年収ってどれくらい?

かつては「激務」「薄給」と言われていた初期研修医の給与ですが、地方の医師確保などの観点、いわゆる「働き改革」による勤務形態の見直しもされつつあり、初期研修医の処遇は以前よりも改善されてきています。
実際に、25~29歳男性サラリーマンの平均年収は297.5万円(厚生労働省「賃金構造金統計調査(平成30年版)」)に対して、初期研修医(1年目)の平均給与は435万円となっており、一般の職業と比較しても差があります。

【初期研修医の平均年収】

臨床研修病院:1年次 451.0 万円 2年次 502.1 万円
大学病院:1年次 307.4 万円 2年次 312.3 万円

参考:厚生労働省 臨床病院における研修医の処遇

厚生労働省による2011年の調査によると、初期研修医の推計年収は1年次が435万円、2年目が481万円となっており、初期研修医の年収も 大学病院より臨床研修病院(市中病院)の方が高く、1年次には約100万、2年次になると約150万円の差が生じています。また、エリア別に見ると、北海道、東北、北関東、中部地区は平均より年収が高く、関東、関西、四国、中国、九州、沖縄地区は平均より低い、典型的な「西高東低」の傾向を示しています。厚生労働省 臨床研修プログラム検索サイト(REIS)によると、同時期の初期研修医の最高年収は1038.8万円(2年間の平均)という結果となりました。
詳細は下記をご覧ください。

<時間外対応あり>
順位 都道府県 病院名 1~2年目の
平均年収
1位 静岡県 中東遠総合医療センター 1038.8万
2位 岐阜県 岐阜県立下呂温泉病院 934.5万
3位 愛知県 津島市民病院 897万
4位 岐阜県 東海中央病院 867万
5位 熊本県 荒尾市民病院 850万

<時間外対応なし>
順位 都道府県 病院名 1~2年目の
平均年収
1位 広島県 福山第一病院 814万
2位 三重県 松阪市民病院 808万
3位 宮城県 気仙沼市立病院 780万
4位 埼玉県 行田総合病院 725万
5位 千葉県 名戸ケ谷病院 720万

参照:臨床研修プログラム検索サイトREIS(2020年1月時点)

卒後3年目の年収は?

初期研修2年間は、卒後臨床研修制度の理念から、研修に専念するため外勤・アルバイトは明確に禁止されています。
卒後3年目以降になると、一般的には初期研修医時代よりも責任が増えますが、その分給与も上がります。また制度上、外勤・アルバイト診療は解禁となりますので、副収入等によるさらなる収入アップが見込めるようになります。アルバイトができるか否かは、勤務先の就労規則の確認が必須となりますが、働き方次第では、1000万円以上の収入を得る道も開かれてきます。研修先・勤務先の選定や理想的な働き方のイメージを持つことが、ご自身のQOLを保つうえで非常に大切になります。

最終更新(2020/2/12)

医師の卵の研修医の年収ってどれくらい?

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