記事・インタビュー
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同種の商品であっても、補償内容が各社で細かく違う保険は、どれが自分にとってベストな商品なのかわかりにくいものです。
そもそも、医師向けの保険というものはあるのでしょうか?基本的な保険の種類と特徴から保険の選び方の考え方をまとめました。
生命保険の種類と基本的な特徴
生命保険は、死亡保障を目的とした「定期保険」、資産形成を目的とした「終身保険」、そのいずれかを受け取る事ができる「養老保険」に分けられます。
「定期保険」は、保険期間中に死亡した場合にのみ死亡保険金として遺族に支払われ、一般的に保険期間中の保険料が変わらないのが特徴です。※更新時に保険料の見直しが行われます。
一方、「終身保険」は、貯蓄型保険ともいわれ、一生涯保障は続きますが、定期保険と比べ、保険料が高く、一定の年齢もしくは一生涯払い続けるという点が定期保険との大きな違いです。
「養老保険」は、保険期間中に死亡した時には死亡保険金が支払われ、満期時に生存していた時は満期保険金が支払われます。特に、満期保険金は、「養老保険」のみの特徴となります。
また、定期保険の変形ともいえる「収入保障保険」ですが、遺族に一定期間一定額を補償する保険です。「所得補償保険」との違いは、病気やけがで働けなくなった時に年収の最大60%位が支払われる損害保険会社が販売する保険か、死亡した時に契約時に設定した保険金額が支払われる生命保険会社が販売する保険となります。
医療保険の種類と基本的な特徴
医療保険は、病気やケガへの保障が主な目的になります。生命保険同様、「定期医療保険」と「終身医療保険」に区分されます。主契約に付随する特約の種類が多く、給付対象も保険会社により違うため、保険がわかりにくい一因となっています。
「定期医療保険」は、満期までの掛け捨て保険で、契約が更新されるごとに保険料が上がる仕組みとなっています。メリットとしては、月額保険料が抑えられ、保険更新時に、対象となる疾病が広がるなど最新の保障内容になる事です。
「終身医療保険」は、保険期間中に入院や手術をしても、年齢を重ねても、一定の保険料で一生涯の保障が大きな特徴です。ただし、保障内容は、数十年経っても契約時の契約内容となるため、対象となる疾病の範囲が変わらないという事を考えて加入する必要があります。
医師の保険選びのポイント
生命保険、医療保険の種類をおさらいしたところで、医師が保険を選ぶ時のポイントを考えてみましょう。
他職種と比して、就業可能年数が長く、高収入である医師は、安定性の高い職業と区分されます。ただ、その分、出費も高い傾向にあります。一つ目のポイントは、「万が一の時の資金確保」となります。万が一、働けなくなった時や定年・引退して無収入になった時の生活の維持を考えて準備する必要があります。
人生で大きな出費があるタイミングを予測して考える
医師が保険選びの前に頭に入れておきたいのは、人生で大きな出費が必要になるタイミングとおおまかな予算です。
ある程度予測がつくのは、子供の教育資金と住宅資金、定年後の生活資金などです。いずれも生活水準によって個人差がありますが、開業を考えている医師はさらに開業資金や運転資金も加わってきます。一度に数千万円の出費が必要になるため、借入を抱える医師も少なくありません。
一部の勤務医を除いて退職金が受け取れない分、老後の資金が先細りしやすいのも重要なポイントになってきます。十分な補償が付いている保険を準備しておきたいですね。
どんな保険のタイプを選択するか
保険選びのポイントを考えたら次に、どんな保険のタイプを選択するかを見ていきましょう。
「資金確保」と「十分な補償」を考慮すると、医師が選んでお得な保険のタイプは、貯蓄型の生命保険である「終身保険」「養老保険」です。もしくは、掛け捨てではあっても業務がハードな医師にとっては、若い年齢でのアクシデントに備えておきたいです。病気やけがなどで働けない期間の収入補てんのための「収入補償保険」や「長期の所得補償保険」などです。
30〜60歳の働き盛りの保障を高くしているタイプや、一定額を長期保障してくれるタイプなど様々です。子供の進路や自身の健康、また、定年後の生活レベルなどを想定して選ぶと良いでしょう。
一般的には、医療費のみをカバーするような保険商品が増えていますが、医師という職業を前提に考えると、安さよりもリターンの時期や充実度に重点を置くべきと言えます。
民間医局が提供する長期の所得補償保険
民間医局では、ご自身とご家族の生活をサポートする医師向け所得補償保険をご用意しております。もし病気や怪我で働けなくなったときのために、所得補償保険への加入による備えが大切です。所得補償保険は介護医療保険料控除の対象になり、税制上の優遇措置もあります。将来のために、保険をご検討されてみてはいかがでしょうか。
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