特集

2022.05.01

【特集】医師×アルバイト

コネクト_アルバイト
多くの医師が常勤の仕事に加え、アルバイトをしています。
給料が市中病院などと比べて低い大学病院の勤務医となれば、ほとんどの医師がアルバイトをしていますし、近年はアルバイトだけで生計を立てる「フリーランス医師」という生き方も珍しくなくなってきました。医師のアルバイトは常識で、当たり前の働き方と言えるしょう。

そこで今回は「医師のアルバイト」をテーマに、医師のアルバイト事情や、高額・好条件アルバイトを探すポイントなどを紹介していきます。

1. 医師は、なぜアルバイトできるのか?
2. 注意!アルバイトができない医師とは?
3. 医師がアルバイトをしたほうがいい5つのポイント!
4. 医師のアルバイトの形態と種類
5. 気になるアルバイトの時給相場について
6. 高額なアルバイトや、楽して稼げるアルバイトはあるの?
7. 失敗しないアルバイト探し、好条件のアルバイト探しのコツ
8. アルバイトで得た収入、確定申告どうする?

1. 医師は、なぜアルバイトできるのか?

医師といえども「職業選択の自由」「就業の自由」があります。アルバイトや副業は法律で禁止されておらず、医師がアルバイトをしても問題ありません。
むしろ、医師のアルバイトは歓迎されるべきものであり、医療を維持する上でも必要不可欠なものだと言えるでしょう。なぜなら、多くの医療機関は人手不足にあり、診療科や地域の病院によってはアルバイトによって運営が成り立たっている部分も大きいからです。当直にはある程度の体力も必要であり、若い医師のアルバイトに頼らざるを得ない医療機関も多くあります。
医師のアルバイトなくして医療機関は成り立たないといっても過言ではありません。

2. 注意!アルバイトができない医師とは?

コネクト_アルバイト

医師のアルバイトは法によって認められおり、さらに多くの医療機関で医師のアルバイトが歓迎されていますが、条件によってアルバイトが禁止されている医師がいるので注意が必要です。

初期臨床研修医

厚生労働省が定めた新医師臨床研修制度では、「診療行為を行うアルバイト」を禁止しています。
医師法第16条の3では、「臨床研修を受けている医師は、臨床研修に専念し、その資質の向上を図るように努めなければならない。」と規定されており、初期臨床研修の期間中は塾の講師など診療行為を行うものでなくても、本業を疎かにするアルバイトはできません。

・参考:厚生労働省「医師臨床研修に関するQ&A(研修医編)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/qa/kenshui.html

公立病院の勤務医

公立病院に勤務する医師は公務員であり、公務員法によって副業やアルバイトは禁止となっています。違反すれば懲戒免職になる可能性もあります。

・参考:地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000261

就業規則により禁止されている

病院によっては就業規則により副業やアルバイトを禁止している場合があります。大学病院でも医局によっては「医局斡旋以外のバイト」を禁止していることがあるので注意が必要です。
最近では新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、大学病院でも勤務医に対してアルバイトを禁止するケースも出ています。

また、たとえアルバイト禁止でなくとも、アルバイトをする際は常勤先の規則をしっかり守り、本業を疎かにしないようにすることが重要です。

3. 医師がアルバイトをしたほうがいい5つのポイント!

コネクト_アルバイト
アルバイトが禁止されていない限り、医師はアルバイトをしたほうがさまざまなメリットを得ることができます。医師がアルバイトをするべき5つのポイントを紹介しましょう。

 収入アップ

言わずもがな、アルバイトをする最も大きなメリットは副収入を得られることです。医師のアルバイトは時給1万円案件が当たり前のように多くあり、医師免許を最大限活用しないのは大きな機会損失と言えるでしょう。 アルバイトで稼いだ資金を活用し、将来を見据えた資産運用をしている医師も多くいます。

 スキルアップ

アルバイトは、常勤先では経験できない症例を扱うことができるなど、スキルアップを目的とした働き方ができます。特に医師不足の地域や診療科では幅広い対応を求められることも多く、さまざまな手技や症例の経験を積むことができます。

 キャリアアップや転職、復職

転職に失敗しないために必要なのはミスマッチを回避することです。そのためには実際の現場での働き方、雰囲気、人間関係を肌で知ることが重要であり、その最たる手段がアルバイトの活用です。
アルバイトは体験入職の側面もあり、実際の現場を知ることができます。雰囲気が自分に合っており、キャリアアップの目的に適しているなら入職を打診したり、肌に合わなければアルバイトなので一日で辞めることもできます。
また、出産や子育、介護などで一時期現場を離れていた医師が、体験入職の側面もあるアルバイトを活用することで復職・復帰もしやすくなります。

 人脈づくり

複数の施設でアルバイトとして働くことは幅広い人脈づくりにも有効です。これは常勤だけでは獲得できない大きな魅力であり、実務を通したさまざまな人との出会は、転職やキャリアアップなど長い医師人生のなかで大きなプラスに働きます。実際、アルバイトで獲得した人脈によって転職先を紹介してもらった例も多く聞きます。

 開業準備

将来、開業医を目指している医師であれば、アルバイトによって自分の専門外や訪問診療などを経験したり、クリニックでアルバイトをすることで、クリニックの運営ノウハウやスタッフマネジメントなどを身近に学ぶことができ、開業に活かすことができます。
●開業に関する記事を見る≫

 

民間医局のエージェントに相談する

4. 医師のアルバイトの形態と種類

医師のアルバイトの形態には大きく分けて「スポット(単発)」と「定期アルバイト(定期非常勤)」の2種類があります。

スポット(単発)

「スポット」はいわゆる単発のアルバイトです。外来、当直など、1日○万円や1回○時間で○万円という報酬で募集をしています。時給が高く、医師のアルバイト情報を扱う求人サイトも豊富にあるため、複数の「スポット」を組み合わせて働くことで大きな収入を期待することができます。

●スポットアルバイトを調べる≫

定期アルバイト(定期非常勤)

「定期アルバイト(定期非常勤)」は、例えば週に3日など勤務日程がある程度決まっており、数か月~年単位で契約する働き方です。子育てや介護などの事情により、あえて正規雇用を避ける医師や自由な時間を多くほしい医師などが利用しています。

●定期アルバイトを調べる≫

医師のアルバイトは種類も数も豊富!

医師のアルバイトは種類も数も豊富にあるため、一人ひとりのスキルや経験値、目的や希望、ライフスタイルなど、自分に合ったアルバイトが必ず見つかるはずです。
ちなみに、「民間医局」のアルバイト検索では、下記のようにさまざまな条件、希望をチェックすることで、自分に合ったアルバイト情報を容易に探していただくことができます。

・診療科目
・勤務地(全国)
・曜日と勤務時間帯(午前診、午後診、夜診、当直・日当直など)
・勤務内容(外来・病棟管理、救急対応、訪問診療、透析管理、健診、内視鏡検査、手術/治療、往診待機、読影、自由診療、産業医・ストレスチェック)
・こだわり条件(新着のみ、ゆったり勤務、高額給与、経験不問、専攻医・専修医可)
・形態(病院、クリニック、老健、企業)
・希望給与(1回3万~10万以上の間で選択)
・救急指定のありなし など

5. 気になるアルバイトの時給相場について

時給相場 ― 1万円~1万2千円

アルバイト(日勤、日当直、寝当直)の時給は、おおむね1万円~1万2千円であり、半日(1コマ)5時間以上のアルバイトで5万円ほどの収入を見込むことができます。

1日8時間勤務で8万~10万円程度、毎週アルバイト(1日)をすれば年間、400万~500万円程度の増収が可能です。

診療科、各都道府県や地域、時間帯、勤務内容によってアルバイトの時給は異なります。「民間医局」の求人検索で、実際に募集が行われているアルバイト求人の時給や報酬がどれほどのものなのかを確認することができます。

アルバイト求人を探す

6. 高額なアルバイトや、楽して稼げるアルバイトはあるの?

医師のアルバイトには、診療科、各都道府県や地域、勤務内容などの条件次第では、高額なアルバイト、楽なアルバイトが実際にあります。

高額アルバイトの条件とは?

報酬が高額なアルバイトの求人条件は、専門医資格を取得した卒後5年以上の医師が求められる傾向にあります。業務内容としては、専門外来、訪問診療、救急対応、各診療科の専門的な業務(内視鏡、手術、麻酔など)は、高い専門性と経験値が求められるため時給も高額となります。
特に重症救急患者の対応が必要な急性期病院での当直は報酬も高く、1回10万円程度になることもあります。

また、医師不足の診療科や地域では人材確保のために時給が高く設定されており、近年は高齢者が増えてきたこともあって訪問診療の高額なアルバイト求人も増加しています。

常に需要があり、時給の高い診療科が産科、麻酔科、外科です。産科医も麻酔科医も外科医も、多くの病院、地域で深刻な医師不足にあるため、必然的に報酬も高く設定されています。
●産科の求人を見る≫
●麻酔科の求人を見る≫
●外科の求人を見る≫

また、自由診療(美容外科、美容皮膚科、脱毛など)も報酬が高く、非常に人気があります。
●美容皮膚科の求人を見る≫

需要のあるアルバイトは、インセンティブなどの好条件も多い

経験値や専門性の高いスキルが必要な需要の高いアルバイトは、対応数や手術数など働き方に応じてインセンティブが支払われるケースも多くあります。

また、慢性的な医師不足にある地方の医療機関などでは、都市部など遠方からの通勤を歓迎する病院も多く、報酬が高いことに加え、飛行機代、特急代、タクシー代など交通費が全額支給されることも珍しくはありません。

楽して稼ぐなら「寝当直」がオススメ

急性期病院の当直と、療養型病院やリハビリテーション病院などの当直では、同じ当直でも忙しさが異なります。後者の病院では救急対応に追われることがほとんどありません。
寝ているだけで終わるようなゆったりとした当直であるため、「寝当直」と呼ばれています。仮眠中に起こされることも少ないためストレスなく働くことができ、かつ自分の時間がつくれることも魅力で、楽して稼ぐのなら「寝当直」がオススメです。
「寝当直」は求められる専門性も高くはなく、どの診療科の医師でも対応可能ですが、その分人気があるため競争率も高くなるのがデメリットと言えるでしょう。
●当直の求人を見る≫

7. 失敗しないアルバイト探し、好条件のアルバイト探しのコツ

失敗しないアルバイト探し、好条件のアルバイト探しのコツは、医師人材紹介会社を利用するのがベストです。
膨大なアルバイト情報がサイトにあがっていますし、エージェントが一人ひとりの条件に合ったアルバイト情報を提供してくれます。ほとんどの医師人材紹介会社が無料で利用できるため、活用しない手はありません。

医師人材紹介会社のサイトを定期的に訪問する

好条件で報酬の高いアルバイトは人員が埋まるのも早いため、医師人材紹介会社のサイトは定期的に訪問しアルバイト情報を確認(特に新着情報は要チェック!)しておくといいでしょう。

「かかりつけエージェント」をつくる

医師人材紹介会社のもっているアルバイト情報は幅広く、全国に支社のある会社であれば、それだけ情報量も豊富でありアルバイトの選択肢も多くなります。
また、医師人材紹介会社のエージェントは、病院や医局から独自で「誰か良い人がいたら紹介してほしい」と頼まれることもあり、市場にまだ出回っていないアルバイト情報も持っています。エージェントと面談を重ね、自分の「かかりつけエージェント」をつくることで、アルバイトをしたいというときにタイミング良く自分に合ったアルバイト紹介がエージェントからあるかもしれません。自分のエージェントがいることで他の医師よりも早くアルバイト情報を得ることができ、好条件の求人が格段に決まりやすくなるでしょう。

さまざまな調整を代行してくれる利便性の高さ

「スポット」の場合、面接はほとんどなく書類(履歴書など)により採否が決まりますが、「定期アルバイト」(定期非常勤)の場合は面接があります。自分で面接の予約をし、日程の調整をするのは忙しい医師にとって大きな負担です。医師人材紹介会社に頼めば、エージェントが一人ひとりの希望に沿ったアルバイト探しから、面接などの調整も代行してくれます。

このように、アルバイト探しで医師人材紹介会社を利用するメリットは大きく、何より登録はもちろん、求人探しから、面接や条件面などの調整、交渉まで無料で行ってくれるのは大きな魅力ですし、将来、転職する際にも役立つはずです。

民間医局」では「スポット(単発)」と「定期アルバイト(定期非常勤)」の両方のアルバイト情報を取り扱っており、常勤(転職)も含めて年間約50,000件以上の求人が成約しています。
また、全国に17拠点があり、各都道府県の豊富な求人情報はもちろん、生活環境や医療情報に精通した担当エージェントがアルバイト探しをサポートいたします。無料で利用できることはもちろん、どんな些細なことでも相談に載っていますし、Zoomなどによるオンラインでのインタビューも承っています。アルバイトをお探しの先生は、「民間医局」のエージェントサービスぜひご活用ください。

アルバイト探しは医師人材紹介会社を積極的に活用しよう!

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8. アルバイトで得た収入、確定申告どうする?

「確定申告」とは、個人が前年1年分に得た所得や、それにかかる税金を計算したうえで、毎年、2月16日から3月15日(休日の場合は次の平日)までに確定申告書を提出するとともに税額の納付をすることです。

勤務医は、給料から所得税を天引きした金額を支給されているため原則的に「確定申告」をする必要はありません。しかし、以下の条件に当てはまる場合は「確定申告」が必要です。

・2か所以上の事業者から給与を受け取っている
・給与や退職金以外の所得の合計が20万円を超える場合
・医療費控除を受ける場合
・住宅ローン控除を初めて受ける場合
・ふるさと納税の納付先が6か所以上の場合
・年間の給与収入金額が2,000万円を超える場合

つまり、常勤医師でもアルバイトをしていれば2か所以上の事業者から給与を受け取っていることになるため、「確定申告」が必要となります。

「確定申告」は年間を通して入出金の管理をする必要もあり手間が掛かるものですが、国民の義務であり避けて通ることはできません。余分に支払った税金の還付金を受けたり、節税対策にもなるなどメリットも期待できるので、しっかり準備をして「確定申告」を行いましょう。

とはいえ、忙しい勤務医にとって確定申告の手続きは正直煩わしいもの。最近では簡単入力で自動計算や確定申告の書類作成をしてくれるクラウド型確定申告ソフトも幾つか出ていますし、確定申告のサポートや代理作成などを行う税理士を利用するのもいいでしょう。手数料は掛かりますが、確定申告の書類作成の手間を大きく減らすことができます。

・「確定申告」について、詳しくは国税庁のホームページをご確認ください。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm

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