記事・インタビュー
米国イリノイ州にあるシカゴ大学で心臓外科医として働いている北原 大翔と申します。
この企画は、日本で育ち日本で心臓外科医としての研修を受けた僕が、米国での臨床留学中に経験する医療や教育の違い、心臓外科医として、この1週間に対応した症例、手術室で起こる日本ではありえない出来事などを、真面目かつ可能な限りリアルな形で伝えることを目的としています。
今週の症例数
| 症例 | June | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | ||
| Sun. | Mon. | Tue. | Wed. | Thu. | Fri. | Sat. | ||
| CABG 冠動脈バイパス術 |
1 | 1 | 1 | |||||
| Aortic valve 大動脈弁手術 |
1 | 1 | ||||||
RNとAPN
アメリカではナースのことをRN(Registered Nurse)と表記します。まぁいわゆる普通のナースなのですが、Registeredがつくとなんだかかっこいいです。彼女達の中には働きながら勉強をして、さらなる高み、すなわちAPN(Advanced Practice Nurse)を目指す人が結構います。APNになるとやっていることは医師側の仕事に近く、医師と回診を一緒にまわって患者の治療方針を決めたり、投薬を変更したり、簡単な処置などができるようになるみたいです。心臓外科にも二人専属のAPNがいて、ICUにいる患者などを診てくれています。給料もなかなかいいみたいで、年収1,000万円くらいはもらっているようです。
ちなみに、先日ICUのRNから内科の心不全治療チームのAPNになった人がいましたが、今までは病院から支給されるてろっとしたスクラブを着ていたのですが、APNになってからはそのままパーティーにも行けちゃうのではないかと思うくらいおしゃれな感じの服装に変わっていました。RN時代には病棟で気軽に挨拶などできたのですが、APNになってからは周りのきらびやかなAPN集団に囲まれていて少しお高い存在になってしまいました。職業や環境といったものは、人を変えていくのかもしれません。
今週のトピックランキング身近に起きた出来事をランキング形式でお伝えします。
シカゴ在住の方が僕のブログを見て連絡をくれたので、食事をすることになりました

先日最近シカゴに来たばかりという岡村さんという方と食事会@牛角をしました。岡村さんは僕が若手心臓外科医の会に投稿しているもはや留学とはあまり関係なくなってしまっている留学ブログをみて、そこに掲載されているアドレスに直接連絡をくださったとても貴重な方です。岡村さんは企業の医療関係の部署で働いており(こういった書き方が正確なのか全くわかりませんが)、とても面白い話を色々としてくれましたが、僕の理解できる範囲の話は「このご飯おいしい」とか「新しい映画、面白いらしいよ」くらいであるため、全貌はとても理解できず、ほとんど一緒にいた上司の太田先生頼みでした。あとで詳しく説明してもらおうと思います。牛角は夏の新メニューを始めていましたが、いずれも僕の口には合いませんでした。ただ、相対的には大満足でした。牛角最高です。
ダブルピースした指をくいくい曲げるジェスチャー

先週はバンクーバーに学会で行っていたため、久しぶりの病棟でした。病棟のナースから「しばらく見なかったけどどこにいたの?」と聞かれたので、「バンクーバーだよ。バンクーバー最高だったよ。ミーティングだったからあんまり町を見たりはできなかったけど」と言いました。すると「あー、うんうん、ミーティングよね」と言いながらダブルピースサインの指をくいくい曲げるようなジェスチャーをしていました。このジェスチャー、ダブルクウォーテーションマーク””を意味しており、皮肉やブラックジョークを言うときに使うものらしいです。すなわち、彼女の真意は「ミーティングとか言って、ほんとは遊んでただけでしょ、わかってるわよ」ということでした。あながち外れてはいませんでした。
インクレディブル2
インクレディブル2の公開が先週から始まったので観にいってきました。1を観ていないのですが、2だけでも充分に楽しめました。見る前からこれは楽しめるな、という確信がありました。その確信は映画中に使われる英語にあります。アニメやコメディなどの映画で使用される英語は比較的簡単なものが多く、英語初心者の僕にとってもわかりやすくできているのです。案の定、インクレディブル2の英語は簡単でわかりやすく、また、ストーリーも簡単でわかりやすかったため非常に面白かったです。
北原 大翔
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