記事・インタビュー
地域住民及び大阪府や近県の患者様の健康を、急性期から回復期リハビリテーション、慢性期まで、一貫して支えている阪和記念病院。2022年に行なわれた4つの病院の統廃合によって診療機能がアップグレードされ、より高度な医療提供が可能になりました。今回は、循環器内科の北風政史先生、林孝俊先生、柴田浩遵先生に阪和記念病院の魅力を伺っています。
<お話を伺った方>
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北風 政史(きたかぜ まさふみ)
医療法人錦秀会 阪和病院・阪和記念病院 統括院長・総長、医療法人錦秀会医務局長・理事
専門は、循環器内科学、心臓分子生物学、循環器薬理学など。
2020年に医療法人錦秀会阪和第二泉北病院の院長並びに医療法人錦秀会理事に就任。2022年6月より、現職にて現在に至る。
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林 孝俊(はやし たかとし)
医療法人錦秀会 阪和記念病院 副院長
狭心症、心筋梗塞、心不全、心カテーテル治療を専門とする。
兵庫県立姫路循環器病センターや兵庫県立淡路医療センターなどを経て、2022年7月に入職。
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柴田 浩遵(しばた ひろゆき)
循環器内科 部長
専門は、虚血性心疾患、末梢動脈疾患、心不全、循環器一般。
大阪府済生会千里病院、中津病院を経て、阪和記念病院へ入職。
Q:まずはじめに、医師を目指したきっかけや循環器内科を志した理由を教えてください。
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北風 先生
元々私は工学部に進学していたんです。そのときに医学部と工学部の先生の共同研究に参加する機会があり、医師に感心をもつようになりました。循環器に進むことは当初より決めていました。
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林 先生
医師を目指したのは高校生のときです。循環器内科は、容態がドラマチックに良くなる方が多いという点に魅力を感じ、志しました。
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柴田 先生
学生時代に陸上競技をしていたのですが、怪我をしがちだったんです。その経験からスポーツドクターになることが夢となり、当初は整形外科医を目指していました。
けれども、研修で多くの患者様と関わるなかで、スポーツ医学ももちろん大切なのですが、医師の使命は命を救うことではないかと感じました。特に心筋梗塞の患者様の治療を見た際の感動が忘れられず、循環器の道に進みました。
Q:阪和記念病院の開設時の様子と現状を教えてください。
北風 先生
開設時は脳外科の病院でしたが、徐々に規模が広がり、主に急性期疾患を扱う病院として成長しました。2022年6月に「阪和病院」と「阪和記念病院」の2病院が、「住吉総合病院」「阪和第二病院」と統廃合し、ひとつの建物として新築したことで、総合病院に近い形となっています。
Q:阪和記念病院の強みは?
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北風 先生
急性期領域のセンターが確立していることです。一番の強みは脳卒中センター。ほかに、人工関節センター、脊椎・脊髄センター、消化器センター、心臓血管センターがあります。急性期から回復期、療養期と、一貫して治療できることも強みです。
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林 先生
若いスタッフが多く、皆やる気があることです。患者様への対応もよく、スタッフそれぞれに伸びしろを感じます。
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柴田 先生
研究に力を入れていることだと思います。私は臨床研究に力を注ぎたいと考えていたので、研究に取り組む環境が整っていることは入職の決め手になりました。また、北風先生のもとならば、さまざまな治験を含めた経験が積めるとも感じていました。
Q:柴田先生から研究についてお話がありましたが、阪和記念病院では研究等のアカデミックな経験も積めるのですね。
北風 先生
錦秀会は学術認定機関に指定されています。グループ内に「大阪難病研究財団」という機関があり、そこが研究機関になっています。そのため、当院の医師が研究をしたいとなれば、大阪難病研究財団の非常勤職員を併任するような形で取り組むことができます。臨床研究と基礎研究を支援する医学研究開発部を設けているのも特徴ですね。
また、研究倫理審査委員会は錦秀会合同となっているため、例えば当院の治験の内容が通れば、ほかの病院でも同じ治験ができます。さまざまなことが一気通貫で進められることも、当院の特徴です。
Q:どんな先生と働きたいですか?
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北風 先生
不整脈や心不全を担当できる先生にきてほしいです。柴田先生はPCIの名手ですので、柴田先生のもとでPCIを勉強するような方に来ていただきたいと思っています。最低6人、できれば10人くらいに入職していただき、循環器のチームとして一緒にやっていきたいですね。
林 先生
循環器への思いが強い先生だといいですね。患者様を治すのだという強い思いで、この病院で長く働ける方に来ていただきたいです。
柴田 先生
できれば若い先生に来てほしいのですが、一番は依頼されたら断らない先生。そういう先生が来てくれるとうれしいです。
北風 政史、林 孝俊、柴田 浩遵
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