記事・インタビュー
ポイントを貯める活動、略して「ポイ活」。皆さんはポイ活に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
ポイントをちまちま貯めるのは大変
少額のポイントを貯めたってたかが知れている
ポイントサイトは個人情報を盗む怪しいサイトなのでは
このようにネガティブなイメージ持っている方も、少なくないでしょう。確かに一般的なポイ活で手に入る額には限りがあります。ただ、ポイ活も極めていくと奥が深く侮れません。実際に私もポイ活を駆使して月数万円の節約に成功しています。
この特集では、日々ポイ活に励む勤務医うーろんが、おすすめのポイ活について紹介します。
ポイ活と一口に言っても様々です。ここでは医師のポイ活入門編として、3つのポイ活をピックアップしてご紹介したいと思います。
1. 医療情報サイトのポイ活
まず始めに一番のおすすめが、医師向けの情報サイトやアンケートサイトでのポイ活です。これらのサイトでは、コンテンツの閲覧やアンケートの回答により、ポイントがもらえます。もらったポイントはAmazonギフト券や各種共通ポイント(Tポイントやdポイントなど)に交換することができ、使い道に悩むこともありません。
私が利用している医療系サイトは以下の8つです。
- 1. m3.com
- 2. CareNet.com
- 3. MedPeer
- 4. 日経メディカル Online
- 5. Medical Tribune
- 6. エス・マックス
- 7. プラメドポイントクラブ
- 8. Medure
全てのサイトが無料で会員登録することができます。サイトによっては他の医療職でも会員になることもできますが、ポイントが得られるのは医師のみのことも多く、医師資格の有効性を改めて感じました。
このうち、m3.com・CareNet.com・MedPeer・日経メディカルOnline、Medical Tribuneは、主にコンテンツ閲覧でポイントがもらえるサイトです。Web講演会を視聴したり、医療に関する記事や薬剤情報を参照したりするごとに、ポイントが付与されます。
医療者に限らず利用できる一般的なポイントサイトでも、記事閲覧でポイントがもらえるコンテンツを扱っていますが、もらえるポイントは0.1円程度とごくわずか。一方で医療情報サイトでは対象が医師に限定されることで、高い水準に設定されています。一般ポイントサイトの10倍の水準が期待できるでしょう。
またエス・マックス・プラメドポイントクラブ・MCIリサーチはアンケート回答が主なポイント獲得源です。依頼されるアンケートは定期的なものと不定期なものに分かれます。
アンケートの内容にもよりますが、1回に数千円分のポイントがもらえることもあるのです。
私自身は8つのサイトを利用しており、月3万円ほどを目標にポイ活に勤しんでいます。アンケートの回答数を増やせば、より多くのポイント獲得も目指せるでしょう。
医師のアルバイト収入を考えれば、確かに物足りないかもしれません。ただ医療現場でのストレスを感じることなく手に入るという点に、私は魅力を感じています。
2. ふるさと納税のポイ活
次に医師が活用したいポイ活として、ふるさと納税があります。皆さんはふるさと納税をしているでしょうか。知らないという方はあまりいないでしょうが、面倒でできていない方は多いかもしれません。以前一緒に勤務していた私の同期も、「一度もやったことがない」と言っていました。
ふるさと納税は寄附金として、税の一部が控除の適用になります。住民税特例分の控除上限額内であれば、実質2,000円分の負担で返礼品が楽しめる、とてもお得な制度です。
とくに我々勤務医は高年収サラリーマンであり、納税する所得税も多く、控除上限額限度額も多くなります。まだふるさと納税をやったことがないという方も、ぜひ今年から始めてみてはいかがでしょうか。
そんなお得なふるさと納税ですが、「ポイ活の知識」を取り入れることでさらにお得度が増します。ふるさと納税サイトを活用するのです。
ふるさと納税サイトの利用時には、寄附付額に対してポイントが還元されます。この還元率はキャンペーンなどで、10-20%にも上昇。仮に年収を1,500万円とすると、控除上限額は約36万円。20%の還元を得たとして、約7-8万円分のポイントがもらえることになります。
私は楽天経済圏を愛用しており、「楽天ふるさと納税」サイトを利用していますが、各種キャンペーンを組み合わせて還元率が20%を超えています。
もともと支払うべき税金の代わりにふるさと納税を支払い、その支払い額に対してポイントが付与されるので、無駄がありません。最近はふるさと納税サイトも多数がしのぎを削っており、ポイント還元にも力を入れているようです。
3. 投資信託のポイ活
今回紹介する最後のポイ活は投資信託と関連した話題です。まだ投資をしたことがない方には、ハードルが高いかもしれません。これから投資を始めたい、すでに投資信託を購入しているという方に向けた話になります。
クレカ積立とはその名の通り、クレジットカードで投資信託などの金融商品を積立購入することです。特定のクレジットカードと証券会社の組み合わせで、投資信託の購入分の0.1-51%前後が、ポイントとして還元されます。投資の世界での0.1-51%は決して無視できない額です。購入できる金融商品も通常時と同じですので、単純にポイント還元分だけお得ということになります。一度設定さえすれば自動的にポイントが貯まる点も、クレカ積立ならではの魅力です。
デメリットは、積立額に上限が設定されていることです。多くの証券会社では、月5万円を上限としています。ただ複数の証券会社を利用すれば、5万円以上のクレカ積立も可能です。実際に私も3つの証券会社の口座で月20万円ほどの積立を行っています。
投資の是非についてここで述べるわけではありませんが、2024年に新NISAが始まるなど、貯蓄から投資への動きは政府主導で着実に歩みを進めています。今後投資で大きな失敗をしないためには、少額から慣れておくことも重要です。ただ投資には元本割れのリスクがありますから、あくまでも投資の判断は自己責任でお願いいたします。
まとめ
医師資格を活用したポイ活、また給与所得の多い医師だからこそ利用したいポイ活について紹介しました。ポイ活で貯められる額は、普段医業で稼いでいる額に比べれば小さいです。それでもちょっとしたスキマ時間で貯められるなら、忙しい医師にも魅力があるのではないでしょうか。簡単に始められますので、ぜひ試してみてください。
【プロフィール】
SFC修行を機にポイ活に魅了される。ポイ活知識を同期に披露したところ好評だったので、かねてから興味のあったブログとして「医師のポイ活道」を開設。
2023年3月月間2.5万PV。Twitter「Dr.うーろん|ポイ活医師」とともに、忙しい医師にもおすすめのライフハック・お得情報を配信しています。
うーろん
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