記事・インタビュー

2023.10.19

女性医師のキャリアと育児を全力サポートー武蔵野徳洲会病院ー

案件番号:202323_AT005 医療機関名:徳洲会本部

近年、徳洲会グループの各医療機関が女性医師のキャリア支援を拡大している。そんな中、全国でも特徴的なサポートをしている医療機関の院長や女性医師に、支援内容や働き方などを取材しています。
第一弾は、高い専門性と総合病院の強さを兼ね備え、大病院がひしめくエリアで存在感を際立たせている武蔵野徳洲会病院。女性が働きやすいと評判の同院の魅力を、桶川院長と、実際に育児とキャリアを両立して活躍する女性医師3名に伺いました。

武蔵野徳洲会病院の魅力

  • 産休・育休・時短勤務の実績多数!子育て支援充実
  • ワークライフバランスとりながら専門領域のスペシャリティを磨く
  • 女性医師多数活躍中。仕事も子育てもアドバイスしあえる楽しい職場
  • ナイトドクター・社会人大学院ドクターなど人材支援も充実

<お話を伺った人>

桶川 隆嗣(おけがわ たかつぐ)
院長

杏林大学卒業、同大付属病院、アメリカ留学を経て杏林大学教授に就任。
定年前に辞職し令和3年より現職。独創的なプロジェクトで医療や社会の問題解決を目指す。

 

山田 成美(やまだ なるみ)
歯科口腔外科 歯科医師
口腔外科認定医

口腔外科で日々スペシャリティを研鑽する三歳児の母。

 

小嶌 智美(こじま ともみ)
乳腺外科 医師
日本乳癌学会乳腺認定医、日本外科学会外科専門医、検診マンモグラフィ読影認定医師

他院で腹部外科と乳腺外科を兼任していたが、専門特化するため昨年9月に入職。

 

須田 睦(すだ むつみ)
消化器外科 医師
日本外科学会専門医、日本医師会認定産業医

後期研修終了後、出産を経て復帰。
「外科が大変なことを分かった上で戻ってきてくれるのがありがたい」と言われたことが入職の決め手。
Q:女性が働きやすいと評判です。実際にはどうですか?

  山田 先生 

実際に子育てを始めてみて、前職では両立は難しかったなとしみじみ感じています。この夏は子どもが2週間おきに熱を出し、治ったと思ったら次の風邪、という感じで大変でした。周囲の理解がなかったら、とても続けていられませんでしたね。病児保育に預けて出勤すると、始業に遅れてしまいます。普通は迷惑がられるし、遅れた分は収入も減るのですが、当院では減給もなく、周囲の皆さんもサポートしてくれて、本当にありがたかったです。冬も同じようになるのではと危惧していますが、また支えてくださるんだろうなと、安心もしています。

  小嶌 先生 

私は専門特化してスペシャリティを磨きたいという希望を叶えるために転職しました。乳腺外科は外科のサブなので、前職で腹部をこなしながら乳腺もやっていたのが体力的にも厳しくて。ワークライフバランスや育児支援だけでなく、キャリアの部分でも応援してもらえるありがたい環境です。

  須田 先生 

育休からの復職で、候補は4つありました。ですが、シングルマザーで子ども優先にならざるを得ないという私の事情を受け入れてもらえる病院はここだけだったんです。実際、残業していると上司たちが集まってきて「もう帰りなよ」って言ってくれます。女性医師が多く、仕事だけでなく育児や生活面でもアドバイスをもらえる素敵な職場です。

Q:求職者の皆さんに、メッセージをお願いします

  山田 先生 

キャリアと育児の両立は自分が思ったよりも本当に難しいので、当院のように応援してくれる職場は貴重だと思います。

  須田 先生 

本人の覚悟はもちろん重要ですが、それだけでは両立は難しいです。環境は本当に大切なので、復職や転職をお考えならぜひ一度、当院の雰囲気を見に来てください!

Q:採用についてのお考えを院長からお話ください

  桶川 院長 

日本ではすでに医師の約3割が女性です。これからは女性の力を活用しなければなりません。そのため当院では時短勤務や院内保育など支援の充実に加え、子育てを応援する雰囲気を醸成して働きやすさを実現しています。

子どものいる世帯はワーク・アンド・ファミリーバランスが大きな問題です。当院は、出産・育児を織り込んだ女性医師のロールモデルを示すことで、長い目で見た人材確保ができればと考えています。

Q:特徴的な人材支援をされていますね。

  桶川 院長 

子育て支援とシニア医師支援の他に、2つの制度を設けました。

ひとつは、「ナイトドクター」。学費や留学費用を貯めるといった目的のある先生に稼ぎ場所を提供するとともに、夜間の人手不足を解消するアイデアで、週3回の常勤です。

もうひとつは、「社会人大学院ドクター」。職員の大学院の学費を補助する取り組みで、看護師が現在2名進学しています。卒業後、クオリティを高めた人材が戻ってきてくれればいいなと思いますが、強要するわけではありません。自主的に戻ろうと思ってもらえる魅力ある病院にしていくつもりです。

Q:徳洲会は激務できついというイメージがありましたが、現在もそうでしょうか。

  桶川 院長 

創業者の想いのもと「断らない、なんでも診る」という方針を掲げていたので、昔は激務の部分もあったのかもしれません。しかし今はそうではない。

医療機関が増え、患者数は減っています。医学が進歩し、専門性を磨かないと最善の医療が提供できません。当院は「なんでも診る」から方針転換し、専門性、つまりブランド力の強化に舵を切りました。

先生方にはワークライフバランスを取りつつ、自分のブランドを磨いてもらっています。

Q:武蔵野徳洲会病院の強みはなんでしょう。

  桶川 院長 

当院には多数の科目がありますが、特に重要なのが総合内科と糖尿病科と消化器内科、循環器内科、整形外科の5つの診療科です。それに泌尿器科と脳神経外科、消化器外科の3本柱を加えて、ここを当院の強みとしています。

Q:最後に、どのような方と一緒に働きたいですか。

  桶川 院長 

患者さん目線に立ち、患者さんのために研鑽する。そういうマインドをもった人に来てほしいですね。サポートはいくらでもするので、一緒に頑張っていきましょう。

<徳洲会病院グループ>

全国に75病院、34のクリニックや診療所のほか多数の訪問看護ステーションや介護施設、教育機関を運営する日本最大の医療法人。

創業者・徳田虎雄氏が掲げる「生命だけは平等だ」の理念のもと「いつでも、どこでも、誰でも最善の医療を受けられる社会」を実現するべく、患者ファーストの立場で医療をけん引している。前身である徳田病院の開院から今年で50年。変化する医療環境のなかで常に改革と進化を模索。医師のワークライフバランスを考慮し、女性医師活用などで人材確保を図るなど、持続可能な医療体制の構築を目指す。

【問い合わせ先】
——————————–
医療法人 徳洲会 武蔵野徳洲会病院
事務部 新井 秀樹
〒188-0013
東京都西東京市向台町3-5-48
TEL:042-465-0700(代表)
Mail:hideki.arai@tokushukai.jp
——————————–

桶川 隆嗣、山田 成美、小嶌 智美、須田 睦

女性医師のキャリアと育児を全力サポートー武蔵野徳洲会病院ー

一覧へ戻る