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2021.12.17

One Giant Leap~宇宙医学と研究留学 in ダラス~(6)

宇宙医学と研究留学inダラス(5)
テキサス州ダラスにあるテキサス大学サウスウェスタンメディカルセンターのInstitute for Exercise and Environmental Medicine (IEEM)という研究施設に留学している倉住です。こちらでの生活や留学体験を少しずつ情報発信していきます。

ラボについて

僕はIEEMの中のCerebrovascular Lab.(通称Brain Lab)に所属しています。エコーやNIRSといわれる近赤外分光法装置、トノメトリー、そしてMRIなどあらゆるデバイスを駆使してデータを集めています。被検者さん達に2年間にも及ぶ介入を行い、大規模かつ経時的にデータを収集しています。そのため非常にインパクトの強い研究が数多く報告されているのが特徴です。先日も同僚の先生の研究成果がAmerican Physiological Society(米国生理学会)のJournalのVideo Abstractに選ばれました! (動画をみる:外部リンク
皆、大変活躍されているので、僕も追随できるよう必死です(汗)!
そしてラボのメンバーは皆やさしく親切で、とても居心地の良い研究室です。

宇宙医学と研究留学inダラスBrain Lab全員集合!

土日の研究室

宇宙医学と研究留学inダラス週末のスポーツバーの様子

欧米人は土日は働かないというイメージを持っている方が多いかと思います。しかしこっちに来てそのイメージは覆されました。僕の同僚のメンバー達は土日も結構ちらほらと顔を出しています。平日は研究室の仕事に没頭しているので、僕も土日に研究室を利用してこの記事を書いています。先日も休日に研究室に向かい、同僚の実験リハーサルのサポートなどを行いました。といっても休日なので、皆ストレスなく仕事をしている感じです(笑)。もちろん、毎週末仕事をしているわけではなく、皆でプールに集ったり、スポーツ観戦をしたりと、ちょっとしたイベントを開催して気分転換をしています。

【民間医局コネクトセミナー】を終えて

先日、民間医局コネクトさん主催でセミナーを開催していただきました。高校時代の同級生の杉浦淳史君(スギ)とのコラボ企画であったため、非常にリラックスして臨むことができました。参加していただいた学生や研修医、若手の先生方のモチベーションを少しでも刺激できれば何よりです。僕自身も同級生のスギが異国の地(しかもドイツ)で医師として働いているということに驚いていると同時に、刺激を受けています。皆さんも「ビッグになるなら留学だ!」スギの「山あり谷あり谷底あり!ドイツ留学」の記事を是非ご覧ください! ※記事をみる≫
僕は大学時代に第二外国語でドイツ語を取っていたような気がしますが、今となっては何も思い出せません(苦笑)。
改めて、今回セミナーを企画してくださいました、榊さんはじめ民間医局コネクトのスタッフの方々に感謝申し上げます。とても楽しませていただきました。スギ!次は絶対クイズ正解する!

宇宙医学と研究留学inダラス民間医局コネクトセミナーで

まとめ

ダラスはBBQ日和が続いています。先日も日本から学生が見学に来てくれました。僕もそうでしたが、学生時代から海外の病院や研究室を見学するのはとても刺激的で、だらけ気味な(?)学生生活のスパイスになった記憶があります。是非皆さんも学生時代から色々な国の医療を感じてみてください。僕はインドネシアでの病院実習が刺激的でした。パスポートを紛失するというハプニングもあり(笑)。

<プロフィール>

倉住 拓弥(くらずみ たくや)
施設名:テキサス大学サウスウェスタンメディカルセンター, Institute for Exercise and Environmental Medicine
役職:Assistant Instructor
2008年群馬大学卒業。慶應義塾大学麻酔学教室に入局後、宇宙医学を学ぶため日本大学医学部社会医学系衛生学分野(宇宙航空環境医学)の門を叩く。タイトルは、ニール・アームストロング船長の“One small step for man, one giant leap for mankind.”からの引用しました。

倉住 拓弥

One Giant Leap~宇宙医学と研究留学 in ダラス~(6)

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