英語診療の極意（10）

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英語診療の極意｜民間医局コネクト

ここでは普段の診療でよく出てくるフレーズを日英両国で医師免許をお持ちの佐々江龍一郎先生が英語で解説しています。
★佐々江先生のイギリスでの医学部、研修医、家庭医の内容はこちらからご覧ください。【イギリスで家庭医として働く全4話】

＜プロフィール＞

佐々江龍一郎（ささえ・りゅういちろう）
NTT東日本関東病院
総合診療科・国際診療科　総合診療医

1981年4月生まれ。2005年ノッティンガム大学医学部卒業。イギリスでGPの専門医を取得し、キングスミル病院、ピルグリム病院、テームズミードヘルスセンター、ウエスト4家庭医療クリニックなど、イギリス内の医療機関で約10年間GPとして活躍。2016年に日本の医師免許を取得し、帰国。2017年からNTT東日本関東病院総合診療科、国際診療科に勤務。

英語診療の極意55:

「乳がん」を心配される方の問診

“Have you noticed any lumps in your breasts?”

もし”yes”で閉経前であれば
“Does the size of the lump change with your cycle?”

“Yes “であれば良性の繊維腺腫を疑うきっかけとなります#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) March 25, 2021

英語診療の極意56:
結果をメールやSMSで患者に送ることもこともあるかもしれません

“I will let you know your results via text or email. Is this ok with you?”

これは日本ではまだハードルが高いですが、欧米だと結構当たり前のように行われています#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) March 27, 2021

英語診療の極意57:
「幻聴」の有無は精神病性疾患を疑う上で欠かせない質問です

1. “Do you hear voices?”

もし”yes”で

2. “Are your voices commanding you to harm yourself or anyone else?”

2 = リスク評価の上でも重要な質問なので押さえておくと得です#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) March 29, 2021

英語診療の極意59
「治療選択」を患者に寄り添って提示(風邪編)

“Your options for treatment are taking painkillers, antibiotics or drinking honey lemon tea”

“Which one would you be interested in?” とフォローすると患者中心です#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) April 4, 2021

英語診療の極意61:
日本語がかなり流暢な外国の方も最近多くいるので必ず聞くこと

“Do you prefer speaking in English or Japanese?”

最近かなりの割合で「日本語」と返答する方もいます。日本も変わったなと感じるこの頃です#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) April 7, 2021

英語診療の極意62:
患者に「痛みの原因は何か」と痛い時には

“What do you think has triggered your back pain?”

この”triggered”は結構色々な場面で応用出来ますので是非使ってみてください！#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) April 16, 2021

日本で誤解が多いのはGPが「一般内科」や「振り分け専門医」のように思われること

実際はもっと多岐に疾患を診ていますし、病院に振るのも1割以下です。制度は違えど日本で総合診療医が今後必要とされていることは言うまでもないと思います。

そんな気持ちを上手く取材して頂いた民間医局さんに感謝 pic.twitter.com/2k3Yu6dP8V

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) October 31, 2021