記事・インタビュー

2020.11.11

製薬企業の採用担当者に聞いたメディカルドクターとしての働き方とキャリアパス

ヒューマンダイナミックス社では、約20年に亘り製薬企業やCROへ多くの先生方を紹介し、転職を成功に導いています。今回は、外資系製薬企業の人事担当者から、企業の特徴やメディカルドクターに必要な資質やスキル、やりがいやキャリアパスなどについてお話を伺いました。

<お話を伺った方>

黒岩 秀男(くろいわ・ひでお)
アッヴィ 人事本部
採用シニアマネジャー

2002年より、アッヴィの前身であるダイナボット(株)へ入社後、アボットジャパン(株)を経て、今年より、アッヴィ 人事本部 採用シニアマネジャーとして従事

Q:アッヴィについて教えてください

A:アッヴィは、⽶国に本社を置く、グローバルな研究開発型のバイオ医薬品企業です。
世界で最も困難な健康問題に対する先進的な治療法の研究開発に取り組んでいます。そして、疾患の治療にとどまらず、⼈々の人生を豊かにすることを⽬指しています。アッヴィは、130年の歴史を持つヘルケアカンパニーであるアボット ラボラトリーズ社の分社化により、2013年に新しいバイオ医薬品企業として誕⽣しました。⽇本においても同年、アッヴィとして事業を開始しました。現在、世界70カ国以上で約47,000⼈の社員がアッヴィで働いており、日本では1,200人を超える社員が働いています。患者さんの笑顔に貢献し続けるために、私たちは⽇々、熱意をもって仕事に取り組んでいます。

私たちが行っている仕事、すなわち、革新的な医薬品の創製、パイプラインへの継続的な投資、より健康的で活力ある地域社会づくりへ貢献すること、それがアッヴィのアイデンティティとなっています。何よりも、このアイデンティティは、私たちが共有する様々な信条が、アッヴィの誕生以来、密接につながって形成されてきたものであり、これが「私たちの約束」として、「一人ひとりの人生を豊かに」「誠意ある行動をつねに」「イノベーションをさらに」「ダイバーシティとインクルージョンのために」「地域社会のために」の5つに集約されています。私たちは、これらの約束を常に忘れることなく、目標や事業戦略を追求しているのです。

日本においての事業展開は、現在の中期経営計画である、5-YEAR FOCUSが進行中です。2016年に開始し、アッヴィのDNAである、Patient Centricityに立脚し、ビジネスの成長と社員のエンゲージメントの2本柱で戦略的優先事項を定め事業を行っています。

昨年の売上高は1,245億円で、2016年比で49%の増加、また2年連続で1,000億円超を達成しました。グローバルにおける日本のポジションでも、米国以外で1位を維持しています。成長の背景にはこの5年間で、成長エンジンとなる5つの新製品を上市したこと、そして既存製品の価値を高めてきたことが挙げられます。また、昨年はがん市場にも初めて参入しました。私たちは、多くの⾰新的な製剤を有し、業界のなかでもトップレベルの成⻑を遂げ、今後も豊富なパイプラインの開発を迅速に進め市場に投入することで持続的な成長を目指しています。

Q:MDに求められる要素(考えや行動等)について

A:製薬企業からの説明を聞いていた医師という⽴場から、今度は会社に所属するメディカルドクターとして医師に説明をする⽴場となるため、種々の業界規制をはじめとしたルールに従った行動や対応が求められ、それに慣れていただく順応性が必要となります。さらにメディカルドクターは、クライアントや他職種との関わりが⾮常に多いですし、プロジェクトチームの⼀員として業務を⾏うため、チームワークを発揮するためにもコミュニケーション能⼒が求められます。順応性とコミュニケーション能⼒は密接に関わっており、メディカルドクターに求められる⼤きな資質として⾮常に重要です。

アッヴィでは入社後、メディカルドクターとしての仕事に徐々に慣れ、段階的に仕事を覚えていただける教育・研修体制が充実していますが、早期に第⼀線でご活躍していただくにはご本⼈の積極性が重要です。主体的に動くことができる⽅は仕事を直ぐに覚えていただくこともできますし、仕事の幅も⼤きく広げることができるでしょう。主体性をもって積極的に動いていただくことで、⾃然と⾼いコミュニケーション能⼒も⾝に付けていただけると思います。

アッヴィは多様性を重視する会社であり、社員全員が⽇々会社をより良くしていこうと意⾒や提案、考えを積極的に発⾔しています。これからメディカルドクターとして転職していただく医師の⽅にも、積極的にご発⾔いただき、これからのアッヴィを共に創っていってください。

そして何より⼤切なことは、医師のみなさんがメディカルドクターとしてアッヴィという企業にフィットし、楽しく、やりがいをもって働けるかどうかです。患者さん中⼼主義(Patient Centricity)に共感し、患者さんのために仕事を⼀緒にしていく仲間になるようなイメージで⼊社していただけたらと思います。

Q:御社内でのMDのキャリアプランについて

A:アッヴィでは、社員⼀⼈ひとりの可能性をとても⼤切にしています。そして⻑期的なキャリアをご⾃⾝で描いて頂くサポートをしています。メディカルドクターとして働きながら、⾃分のやりたいことは何か、実現したいことは何か、それがアッヴィのなかでどのような仕事として患者さんに貢献していけるのか、会社と話し合いをしながら⾃分に合ったキャリアを⾒つけ、社内や市場におけるご自身の価値を⾼めていってほしいと思っています。そのために、アッヴィではキャリアジャーニーという、社員が⾃分のキャリアについてどう考えているのか、どのような未来を描いているのかを会社に提⽰し、その実現に向けたデザイン設計やサポートを⼀⼈ひとりに提供しています。

明確な⽬標があり、それが実現可能なものであればどんどんトライしてほしいです。医師のみなさんには、医師免許を持ち、臨床医としての経験を有しているという⼤きな付加価値を活かしながら、メディカル部⾨や、臨床開発部⾨をはじめ、さまざまな部⾨で⼤いに活躍していただけると思っています。

Q:御社内での教育プログラムについて

A:私たちのビジョンである、『アッヴィは、社員が成⻑できる⽂化を基盤として、最先端の科学技術と先進的な取り組みにより、患者さんの笑顔に貢献し続けるバイオ医薬品企業になる』は、外資系の会社としては珍しく⽇本独⾃に社員が創ったものであり、また、ビジョンが『アッヴィは、社員が成⻑できる⽂化を基盤として〜』から始まっていることからもわかるように、社員⼀⼈ひとりが働きやすく、成⻑できる環境や機会をとても⼤切にしている会社です。

すべての社員が先ほど申し上げたキャリアジャーニーの中で、目標とするキャリア実現にむけて今の自分に足りないディベロップメントポイントを明確にしていただきます。そのうえで、OJT、上長からのフィードバック、研修プログラムの受講、の3つの観点から自分に合った成長プランを作成し実行していきます。

OJTの実務を通してご自身も会社も成長し続けていけると思いますし、上長との定期的な1on1ミーティングなどの場を通じてタイムリーなフィードバックを受けることができます。また研修プログラムに関しては、社内の人財開発チームが提供する教育プログラムや、社外の研修にも参加していただける機会を設けています。

Q:海外勤務の可能性について

A:アメリカ本社を含む海外での勤務の可能性はありますし、アッヴィにはアメリカの本社をはじめ、さまざまな国から社員が来ており、⽇本にいながらグローバルな環境で働くことができます。アッヴィでは、海外のポジションに応募することができる社内公募の制度がありますので、海外勤務に興味のある⽅はぜひ活⽤していただきたいと思います。

Q:アッヴィで働く魅力について

A:2017年のタウンホールミーティングで「アッヴィの魅力」を全社員が話し合うセッションを実施しました。その時出てきた声を集めて3つに集約しました。それが「一人ひとりに、成長を。」「社員が育て、つくっていく会社。」「革新的な製品とパイプライン。患者さんに新たな希望を。」というものです。この3点が、私たち社員がアッヴィで働く理由、社員が感じている魅力と言えます。

私たちは、このアッヴィの魅力を、「More Innovation, More Potential.」というキーコピーと共に「フライングペンギン」のビジュアルで表現をしました。⾃分⾃⾝の成⻑と共に、会社としての成⻑も実感しながら、アッヴィを⼤きく育て、⾰新的な製品とパイプラインによって、みなさんと共に多くの患者さんの笑顔を創っていきましょう。転職の際には、アッヴィを次の仕事場の選択肢としてぜひ考えていただけたらと思います。

※この記事は令和2年10月にお話を伺ったものです。

アッヴィでは、一緒に働いてくれる医師を募集しています。

会社情報:アッヴィ
親会社:AbbVie Inc.
>>お問い合わせはこちら

<プロフィール>

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堤 康行(つつみ・やすゆき)
株式会社ヒューマンダイナミックス
代表取締役社長

ノバルティス、イーライリリーおよびCROのパレクセルで、主に臨床開発とメディカルアフェアーズ部門に所属し、約30年間にわたり各部門の企業医師と業務を共にする。製薬企業およびCROでの業務内容のみならず、近年の製薬企業動向や雇用条件も含めたクローズ情報に精通。その確かな経験と豊富な情報をもとに、製薬業界への医師転職サポートを行う。

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