記事・インタビュー

2019.07.26

医師のためのライフハック(プレゼンテーションを極める)

プレゼンの様子

今回はプレゼンテーションスキルを高めるためのコツや、テンプレート、画像を集めました。

 

プレゼン資料作成の5つのポイント

勉強会や抄読会、学会発表、講演会など、何かと訪れるプレゼンテーションの機会。内容がいかに素晴らしいものであっても、それらを的確に、効果的に伝えることができなければ、プレゼンの意義はありません。そこで、プレゼンに苦手意識をもっている方のために、プレゼン資料を見やすく、分かりやすくする簡単テクニックを5つご紹介します。

ポイント1:情報を詰め込まない

見にくさ、分かりにくさの代表で、最もやってはいけないことが、1枚のスライドに多くの情報を詰め込むことです。多すぎる情報は理解には繋がらないどころか、見る人にストレスを与えてしまいます。文字を詰め込まない、余白をしっかり確保することを意識するだけでも、見やすさは格段に良くなります。

ポイント2:見やすいフォントを選ぶ

文字は種類(フォント)によって読みやすさや印象が異なるため、フォント選びも重要です。プレゼン資料に最適なフォントは、投影しても文字潰れしないゴシック体です。Windowsならば游ゴシック、メイリオ。Macならば游ゴシック、ヒラギノ角ゴシックの使用がオススメです。

ポイント3:色数は少なく

1枚のスライドに多くの色が使われていると、散漫な印象になり、見づらく、ストレスを与えてしまします。まずはプレゼン資料のメインとなる色を決め、メインカラーを含めた3色までの使用を意識して作るといいでしょう。そして強調したい箇所には明るい色を使用することで、大きく目立たせることができます。

ポイント4:デザインを統一させる

スライドが変わるたびにデザインが変わってしまうと、見る人は集中できなくなってしまいます。スライドの余白、フォント、タイトル、小見出し、本文、強調部分などは、必ず各スライドのデザインを統一しておきましょう。

ポイント5:テンプレート、画像集の活用

スライドをゼロから作るのにはかなり苦労します。無料でダウンロードできる医療用のテンプレートや素材、画像がWeb上にありますので、上手く活用してみましょう。

作成ツールの確認

多くの医師が利用しているプレゼンテーション作成ツールといえば、「Microsoft PowerPoint(パワーポイント)」とMacユーザーなら「Keynote(キーノート)」。

他にも、ソフトのインストールが不要なクラウド型ツールで、オンライン上で作成し、すべての変更内容が自動的に保存されるプレゼンテーションソフトなど、さまざまなものが登場しています。

Googleスライド

PC版ではWindowsやMacにも対応。iPhone、Androidともに、アプリとして場所を問わずどこからでもアクセスして、プレゼンテーションの作成や編集を行うことができる。オフライン中でも作業の継続が可能。PowerPointに対応しており、Google スライドで作成したスライドをPowerPoint形式に変換できることも魅力で利用者も多い。無料。

Slides(スライズ)

Webブラウザ上で簡単にプレゼン資料作成ができることに加え、ライブ配信やスマートフォン連携、YouTubeやVimeoなどの動画の埋め込みにも対応している多機能なプレゼンテーションツール。URLで共有も可能。無料アカウントで作成した記事は非公開にできないが、有料アカウントの取得で非公開にすることができる。

Prezi Next(プレジ)

アカウント作成により無料で利用が可能。動きのあるダイナミックなプレゼンが展開できる多彩な機能を搭載。デザイン性に優れたテンプレートも豊富。クラウド型ツールのため、共有や共同編集が可能。PCはもちろん、タブレット端末やスマートフォンでも作成できる。

分かりやすく見やすいプレゼン資料作成のコツ

プレゼン用資料

伝わりやすいプレゼン資料を作るには、画像やイラストを適宜挿入するのが効果的。また、「Microsoft PowerPoint」や「Keynote」はデザインテンプレートが豊富なことも人気の理由。テンプレート選びの際にひと工夫することで、見やすく分かりやすい印象を与えることができます。

以下、プレゼン資料を作成する際に、ぜひ使いこなしていきたいお薦めのテンプレートサイトや医療系素材サイトなどを紹介します。

PowerPoint(パワーポイント)用テンプレート

Presentation Magazine

個性的かつ斬新なデザインのパワーポイントテンプレートが多数揃っているサイトでダウンロードは無料。医療に特化した「Medical PowerPoint Templates」カテゴリーもあり、デザインが充実している。

SmileTemplates

医療用テンプレートを扱っているサイト。有料だが写真やイラストを盛り込んだ本格的なプレゼン資料を作成したいときに重宝するツールが多く揃っている点が魅力。

Keynote(キーノート)用テンプレート

AZUSA

「なんとなく使うだけでも大体いい感じに仕上げることができる」がウリのKeynoteテンプレート。シンプルなデザインが特徴で全てのMacにインストールされているため、安心して使用できる。無料でダウンロードが可能。

Hislide.io

シンプルで見やすいKeynoteテンプレートが集まったWebサイト。無料のテンプレートが多いことも魅力。

Googleスライド用テンプレート

Slides Model.com

テンプレートの種類は約200種。シンプルでスタイリッシュなデザインが多く、図表などの見やすさも魅力。

Slidesmash

4万以上という膨大なテンプレートが配布されているサイト。テーマごとに膨大なテンプレートが用意されているため、必ず目的のデザインが見つかるはず。

ここで紹介したテンプレートサイトはほんの一部です。
他にもっと見たい方は、ご自身が使用しているプレゼンテーションツールの名前の後に『template medical』と打ちこんで検索してみてください。(たとえばパワーポイントで探したいなら『powerpoint template medical』)。医療系に特化したテンプレートサイトが見つかるはずです。

医療系の写真・イラスト

busitry-photo

人物系の素材を多数揃えた写真素材サイト。医師や看護師、患者などの医療系に特化したカテゴリーが用意されている。全て無料でダウンロードができ、加工も可能。

写真AC

高品質な写真が無料でダウンロードできる。加工や商用利用もOK。病院の建物や院内フロアの写真、医師や看護師などの人物写真、各種医療器具の写真まで、幅広く提供されている。画像の種類やサイズによっては一部有料。

イラストAC

高品質なイラストが無料でダウンロードできる。加工や商用利用もOK。さまざまなクリエイターによる、リアルからデフォルトまで多彩なタッチのイラストが見つかります。

いらすとや

やわらかく、かわいいタッチのイラストが揃うサイト。全ての素材が無料で提供されている。医療・健康のイラストは「医療」や「病気」のほか「人体」や「医療器具・医薬品」など全9種類のカテゴリーに分類されている。文字や各種マークをイラスト風にするメニューもある。

知っておくと便利なツール

AutoDraw

GoogleのAIテクノロジーを活用し、素人が描いたイラストをプロ並みのイラストに描きなおしてくれるツール。自作のイラストにテキストが打て、シェイプツール(図形を描く機能)、リサイズ(大きさの変更)、塗りつぶしなどもできる。

Skitch

スクリーンショット撮影や、画像のカット・リサイズ、画像に矢印や図形・スタンプなどの注釈を描き込むことが手軽にできる。Macであれば誰でも無料で利用できるアプリ。

医師は一般向けの講座やセミナーなどでもプレゼン資料を用いて発表する機会が多くあり、特に一般向けには、より分かりやすいプレゼン資料を作る必要があります。ここで紹介したツールなどを参考に、ぜひ、見やすく分かりやすいプレゼン資料作りを目指してください。

※こちらの記事は2019年7月26日掲載されたものです(最終更新:2022/06/07)

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