記事・インタビュー

2018.05.21

MD:メディカルドクター転職体験談

岩堂 俊雄さん

今回は、メディカルドクター専門の人材紹介会社「株式会社ヒューマンダイナミックス」岩堂会長に会社立ち上げの経緯や実際にMDとしてご紹介した先生方のお話を伺いました。

<お話を伺った方>

岩堂 俊雄さん
株式会社ヒューマンダイナミックス
会長

日本チバガイギー(現ノバルティスファーマ)、アラガン、参天アラガンにてプロダクトマネージャー、開発戦略室長、臨床開発部長、非臨床研究部長、常務取締役、代表取締役等を歴任。
人材紹介会社、ヒューマンダイナミックスを設立し、製薬会社やCROへ多数の求職者を紹介している。特に、多くの医師を製薬会社やCROへメディカルドクターとして紹介した実績(約60名)があり、製薬会社などおよび求職者からの信頼を戴いている。

Q:岩堂会長のご経緯と会社設立の経緯をお聞かせください。

製薬会社の臨床開発部および前臨床研究部などで勤務した後、2000年に製薬会社およびCRO*へ専門職を紹介する人材紹介の会社を設立しました。

製薬会社での在職中に、複数の製薬会社と新薬の共同開発をし、業界に知人も多かったことから、設立時から様々な職種の方を製薬会社へお世話できました。

そのような中、某外資系製薬会社からは、糖尿病に造詣が深い医師を紹介してほしいとの要望を頂きました。臨床開発部に在籍していた時、2人の医師をメディカルドクター*として勤務して頂いた経験がありましたので、製薬会社での医師の必要性は十分理解していましたが、当時、製薬会社へ勤務している医師は少なく、また、私自身が紹介できる医師に当てがなく、困りました。

当時、病院勤務の医師を他の病院へお世話している人材紹介会社が数社ある事を知っていましたので、その1社へアポもなく、直接相談に行きました。数日後、その会社から「転職したい医師がいる」との連絡を受けご紹介した医師が、下に述べる私の最初の成約例になります。

本医師(当時40才、糖尿病専門、男性)へは、まず、製薬会社での医師の業務について詳しく説明しました。業務内容を理解し応募を希望されましたので手続きを進めました。面接の準備もサポートし、目出度くその外資系製薬会社に採用となりました。そのメディカルドクターは、現在も同じ会社の部長職でご勤務されています。

Q:その他に印象に残っている医師の方々はいらっしゃいますか?

育休中の医師(当時39才、糖尿病専門、女性)

当時、糖尿病専門医として病院で勤務し、患者の状態によっては週2日程度の当直もされていた医師より、「育休明けから病院へ復帰しても幼児がおり当直はできない」と相談受けました。製薬会社では当直はなくフレックスタイム勤務も可能であることから、製薬会社への勤務を薦めました。現在、外資系製薬会社の安全性情報部のメディカルドクターとして活躍されています。このように、製薬会社では多くの女性社員が勤務していることもあり出産・育児に対する環境も整っていることから、沢山の女性医師も活躍されています。

医局人事による転勤に悩んでおられた医師(当時34才、腫瘍内科、男性)

医局の人事異動で約2年毎に関東圏の病院から病院へ転勤を余儀なくされていた医師より、「子供の教育を考えれば都内で勤務したい」との相談を受けました。都内の大手内資系製薬会社をお世話し、臨床開発部に入社されました、その後、外資系製薬会社へ転職され、現在もメディカルドクターとして都内で勤務されています。

米国で6年間基礎研究に従事されていた医師(当時40才、循環器内科、女性)

日本で医師として7年間の臨床経験がありましたが、その後、6年間米国で基礎研究に従事されたことから、「帰国して臨床医に戻る自信がない」との理由から製薬会社への紹介を依頼されました。メールや電話でメディカルドクターの業務を説明するとともに、面接の準備として想定質問の回答内容などを相談し、一次帰国されての面接の後、メディカルドクターとして採用されました。現在、内資系大手製薬会社のグローバル安全性情報部長として活躍されています。

Q:MDとして勤務される上で重要なことは何ですか?

臨床医から製薬会社へ転職される医師それぞれの背景は様々ですが、以下のような事項に興味をお持ちである先生方が製薬会社での勤務をお考えいただけると思います。

 

 

  • ◎学会への出席や最新の論文などを読み、国内外の最新医学情報を日本の医療機関へ提供する。
  • ◎日本のKOL*と対等の立場で専門領域における診断や治療方法などについて話し合う。
  • ◎グローバル臨床試験の日本代表として臨床開発戦略や臨床試験のプロトコール作成、試験成績の内容などを、日本の社内外あるいは海外(外資系の場合は本社)の関係者と協議する。
  • ◎PMDA*と新薬の開発や承認申請について協議する。
  • ◎臨床試験の治験薬および市販薬の有害事象を評価し、安全性を確保する対策を提案する。

 

 

 

※CRO(Contract Research Organization、医薬品開発受託機関):製薬会社が医薬品開発の為に行う臨床試験などの業務を受託・代行する企業
※メディカルドクター:製薬会社やCROで医学的な助言などの業務を行う医師
※KOL(Key Opinion Leader):医療業界で多方面に影響力を持つ医師
※PMDA(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency;独立行政法人医薬品医療機器総合機構):医薬品、医療機器や再生医療等製品等の「承認審査」および「安全対策」ならびに「健康被害救済」の3業務を行う機関

<プロフィール>

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堤 康行(つつみ・やすゆき)
株式会社ヒューマンダイナミックス
代表取締役社長

ノバルティス、イーライリリーおよびCROのパレクセルで、主に臨床開発とメディカルアフェアーズ部門に所属し、約30年間にわたり各部門の企業医師と業務を共にする。製薬企業およびCROでの業務内容のみならず、近年の製薬企業動向や雇用条件も含めたクローズ情報に精通。その確かな経験と豊富な情報をもとに、製薬業界への医師転職サポートを行う。

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岩堂 俊雄、 堤 康行

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