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厚生労働省 医政局 医療経営支援課
国立ハンセン病療養所対策室
[特集] 国立ハンセン病療養所
国立ハンセン病療養所は、国立の医療機関として、北は青森県から南は沖縄県宮古島まで全国(青森県、宮城県、群馬県、東京都、静岡県、岡山県、香川県、熊本県、鹿児島県、沖縄県)に13施設あり、入所者の方々に対して、それぞれの地域に根ざした医療を提供しています。
国立ハンセン病療養所の現状
国立ハンセン病療養所の入所者の方々の人数は927人(令和4年5月1日現在)であり、入所者の平均年齢は87.6歳に達し高齢化が進んでいます。
入所者の殆どがハンセン病そのものは治癒しているものの、視覚障害や肢体不自由等の後遺障害を有しており、しかもその8割程度が障害程度二級以上の重度障害であることや、多くが高齢化に伴う生活習慣病などの合併症を有する等の特徴があります。さらに、長期にわたる療養所生活を送っていることなど、歴史的・社会的な特殊性を有しています。
国立ハンセン病療養所で提供される医療のほとんどが入所者の方々に対して行われていますが、近年、地域開放の観点から、地域住民の方々に対する外来を設けている施設もあります。また、施設によっては、最新の医療機器を整備しているところもあり、他の医療機関との連携も望まれています。さらに、療養所内におけるプライマリケアやリハビリテーション機能の充実を図っていますが、療養所内で対応できない専門的な医療を行う必要がある場合には、療養所外の医療機関と連携して行う委託治療を行うなど医療の充実に努めています。
療養所はプライマリケアが主体で勤務は概ね規則的となっており、研究などの時間をとりやすい特徴があります。また臨床から離れており現場への復帰を希望される医師にも向いています。
ハンセン病について
ハンセン病は、1873年にノルウェーのアルマウェル・ハンセン医師により、らい菌による細菌性感染症の一部であることが発見されました。ハンセン病はらい菌の感染を受けた個体の一部が、長年月にわたる不顕性感染の後に発症する慢性細菌感染症で、主に末梢神経と皮膚が冒され種々の程度の知覚麻痺や運動麻痺によって身体障害を起こす特徴があります。
感染を防ぐため、国では隔離政策をとってきましたが、らい菌は感染力が弱いことから、感染することが低いうえ、感染しても発病するのは非常に稀であることがわかりました。また、ハンセン病治療に有効な治療薬が開発されたことにより、その治療法が確立され、現在では、早期発見と適切な治療で、後遺症を残さずに治すことができるようになっています。なお、最近の我が国での新規患者数は毎年数名程度にすぎません。
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国立ハンセン病療養所対策室
03-5253-1111(内線4412)
国立ハンセン病療養所は、国立の医療機関として、北は青森から南は沖縄県宮古島まで全国に13施設あり、入所者の方々に対して、それぞれの地域に根ざした医療を提供しています。
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