求人情報
厚生労働省 医政局 医療経営支援課
国立ハンセン病療養所対策室
ドクターメッセージ
国立療養所多磨全生園 小坂 眞紀先生
療養所では、官舎で家族とともに生活しております。急性期病院からの異動のため、家族に食事を作る時間がある、子供と会話する時間が持てるという当たり前の生活をとても幸せに感じます。
療養所は、入所者の生活の場でもあり、受診の患者さんは、同じ集落に暮らすご近所さん達です。ともに、さわやかな風を感じ、季節の花々を愛で、お話を楽しむ。隔離されて来た歴史がそうさせるのでしょう、家族のきずなは、強く深く暖かくあります。
医療面では、私は、皮膚科医のため、日本では少なくなったハンセン病の診断治療に携わっております。他療養所・大学との共同研究の機会にも恵まれました。併任先として、地域の中核拠点病院、高度専門医療研究機関の2施設での診療を通し、医療連携に役立っております。附属看護学校の講師を務めながら、全人的医療の担い手の羽ばたきを楽しみにしております。今までの臨床と研究の全てがここで生かされております。
Q&A
Q. 何名の患者を担当していますか
A. 106名(外来77名、病棟入院29名)
Q. 残業は月平均どのくらいですか
A. 当園で1回(2時間)
独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院皮膚科外来(月2回)で1回(2時間)
Q. 当直は月何回担当していますか
A. 月5回程度
Q. 研究日はありますか
A. 現在はありませんが、将来的に行いたいと思っています。
<小坂眞紀先生 プロフィール> | |
1987年3月 | 東京女子医科大学医学部 卒業 |
1987年5月 | 東京女子医大病院臨床研修医 皮膚科 麻酔科ローテート |
1989年5月 | 東京女子医科大学病院皮膚科 研究生 |
1991年1月 | 河北総合病院皮膚科 非常勤 |
2001年5月 | 東京女子医大病院 見学生 |
2001年9月 | 仁和会総合病院 皮膚科 |
2003年11月 | 札幌皮膚病理研究所 研修生 |
2004年3月 | 上尾中央総合病院 皮膚科 |
2006年3月 | 国立療養所多磨全生園 皮膚科 |
2006年11月 | 独立行政法人東京病院、国立精神・神経医療研究センター病院併任 現在に至る |
ドクターの一日のスケジュール
時間 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
6:30 | 子供を通学路の駅まで送る。 | 子供は、小学校から附属高校に、療養所敷地内の官舎転居後も通学。通学時間は1時間半ほどになるが、学校や友人関係に大きな変化もなく、また、学校には父母会運営の組織もないため、子供も親も時間的、精神的にも安心できます。 |
7:30 | 自宅官舎に介護ヘルパー到着。 | 要介護の家族と同居しており、市の行政の援助を得て、介護ヘルパーを依頼しています。身障者本人の勤務の都合で、週2回は、介護開始時間を30分早めています。 |
8:10 | 出勤 | |
8:35 | 医局にて、医局員全員が前日の当直医から申し送りを受ける。 | 毎月曜日は、医局員全員での病棟回診。 |
9:00 | 外来・病棟診療 | |
12:00~ 13:00 |
お昼休み | 当直業務の検食を医局でとる以外は、官舎に帰り昼食をとります。昼休み時間中に、自宅介護ヘルパーから申し送りを受けたり、ケアマネージャーや市の介護担当者の訪問を受けています。 |
13:30 | 第5を除く毎水曜日、併任先の病院へ出発。他、月の最終木曜日、管理診療会議・園内感染対策委員会あり。 | 医療連携でお世話になっている、2施設の病院での診療。勤務時間内に終了しないこともしばしば。 |
14:00 | 病棟・外来・検査 | 毎月曜は、医局員全員での病棟回診。 |
その他 | 感染対策防止チーム委員会、褥瘡対策委員会、放射線科読影会、薬事委員会、輸血療法委員会、医局会(それぞれ月1回程度)。 | |
16:45 | 医局にて、医局員全員で当直医へ要注意患者の申し送り。 | |
17:15 | 退勤 | 臨床や研究含め、勤務時間以外に時間を要する際は、一旦、療養所敷地内の官舎に戻り、夕食の買い物や食事の支度をし終えてから、職場の自室に戻り、私的な時間として対応している。官舎と職場が隣接しているため、他施設と合同の研究にも、生活に支障なく取り組むことができます。 |
20:00 | 自宅官舎の介護ヘルパー退室。 | |
19:00~ 22:00 |
通学路の駅まで、子供のお迎えに行く。 | 駅まで車で10分あまり |
国立療養所星塚敬愛園 吉留 嘉人先生
これまでクローズドであった国立ハンセン病療養所が、インターネットで医師を募集する時代になりました。
私の場合はハンセン病後遺症に悩む方々を診療する機会はこれまでほとんどありませんでしたが、理解のある上司や同僚に恵まれ、精神的ストレスも少なく日々の診療業務にあたっています。
皆さんが医師になり年数を経るにつれて、人間としてまた医師としていろんな苦労を経験されるでしょう。そんな時にふと、ハンセン病療養所で働くという選択肢を思い出してくだされば幸いです。もっと多くの苦難を乗り越えてきた患者さん方が、勇気を与えてくれるでしょう。
気軽に施設見学ツアー(交通費と宿泊費を各療養所が負担)に申し込んで下さい。皆さんと共に仕事ができる日を楽しみにしております。
Q&A
Q. 何名の患者を担当していますか
A. 4~5名程度の入所者を担当しています。
Q. 残業は月平均どのくらいですか
A. ほとんどありません。
Q. 当直は月何回担当していますか
A. 月平均5回程度です。
Q. 研究日はありますか
A. 研究日は週1日で、生涯学習に取り組んでいます。
<吉留嘉人先生 プロフィール> | |
1999年3月 | 鹿児島大学医学部 卒業 |
1999年5月 | 鹿児島大学医学部附属病院第3内科研修医 |
2001年6月 | 今給黎総合病院 神経内科医師 |
2004年4月 | 順天堂医院 膠原病・リウマチ内科医師 |
2011年10月 | 国立療養所星塚敬愛園 内科医師 |
ドクターの一日のスケジュール
時間 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
8:10 | 鹿屋市内マンションより自家用車で出勤。(15分程度) | |
8:30~ 12:00 |
病棟で診察業務 毎週金曜日は治療棟で内科外来診療業務 |
4名前後の入所患者を担当 |
12:00~ 13:00 |
昼食(弁当屋より出前又は持参) | 医局でテレビでも見ながら食事しています。 |
13:00~ 17:15 |
病棟で診察業務、医局で医学書等閲覧、パソコン業務 | 4名前後の入所患者を担当 |
17:15~ | 月に5回程度の当直業務 |
国立療養所奄美和光園 馬場 まゆみ先生
国立ハンセン病療養所の入所者は皆一様に高齢で、ハンセン病の後遺症のほか、生活習慣病や老化に伴うADLの低下に対し、医療や介護を必要としており、私たち職員は入所者個々に応じた治療、疾病予防、生活支援を行っています。
そして四季折々の行事を共に楽しみ、誕生日を共に喜び、最期を送り共に偲ぶ。国立ハンセン病療養所は、医師を志した原点に戻ることができる場所です。
また、奄美和光園は古くからスポーツが盛んで、他の療養所や地域住民との交流があります。入所者の高齢化に伴い、ゲートボール大会への参加者も少なくなってしまいましたが、奄美和光園で年1度行われる大会を、地域の方も楽しみにしてくださっています。職員も年齢や職種を問わずテニス、バレーボール、シーカヤックと、元気に遊び、島料理と美酒でエネルギーを充填し、次の日は筋肉痛を隠しながら元気に仕事をします。
皆さんもぜひ国立ハンセン病療養所で一緒に働きませんか。
Q&A
Q. 何名の患者を担当していますか
A. 入所者 主治医:17名、皮膚・外科処置:約15名、NST:約5名
Q. 残業は月平均どのくらいですか
A. 約2回(30分~60分)
Q. 当直は月何回担当していますか
A. 12~17回
Q. 研究日はありますか
A. 水・木曜日午後の空いた時間です。
<馬場まゆみ先生 プロフィール> | |
2003年3月 | 浜松医科大学医学部 卒業 |
2003年5月 | 浜松医科大学皮膚科教室 入局 |
2005年6月 | 榛原総合病院 皮膚科 |
2008年6月 | 市立島田市民病院 皮膚科 |
2009年8月 | 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 |
2011年3月 | 国立療養所奄美和光園 皮膚科 |
ドクターの一日のスケジュール
時間 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
8:30 | 出勤 | 敷地内に官舎があるため、通勤時間は1-2分です。 |
8:30~ 10:30 |
不自由者棟(17名の担当) | 健康状態を把握し、食事風景も観察します。当直に備え、病棟患者のカルテチェックも行い、積極的に看護師から情報収集をします。 |
12:00~ 13:00 |
昼食 | 職員食堂がないため、官舎で昼食を取ります。宅配弁当や出前を利用する職員も多くいます。 |
13:00~ 17:15 |
月、火、金曜日:一般外来 木曜日:一般外来の検査・手術日 |
季節や曜日によって20~35名と受診者数に差があります。検査は皮膚生検やパッチテスト、手術は良性腫瘍から初期の悪性腫瘍まで扱います。 |
13:00~ 17:15 |
水、木曜日:皮膚科・外科処置、検査や他科受診の週間・月間予定 | 入浴の都合などで午前に診察できない患者さんの処置や、定期検査やNST・褥瘡委員会に関係する検査の予定を組みます。 |
13:00~ 17:15 |
研究、勉強 | 離島のため、情報が遅れがちになります。雑誌や医学情報サイトを利用して、皮膚科以外の情報にも目を通すようにしています。 |
13:00~ 17:15 |
その他 | 一般外来の受診者数が多い日は、残業になることがあります。1回の残業は30~60分で、1ヶ月に数回あります。 |
17:15 | 退勤 | 入浴の都合などで午前に診察できない患者さんの処置や、定期検査やNST・褥瘡委員会に関係する検査の予定を組みます。 |
当直 | 月12~17回担当しています。外科処置のため、日直ではない時に出勤することもあります。 | |
勤務時間外 | レクリエーション | 職種の結びつきを強固にし良好な職場環境を構築する、ストレス発散、などの目的で、職種や年齢を超えてスタッフとスポーツや海遊びをします。 |
お問い合わせ
厚生労働省 医政局 医療経営支援課
国立ハンセン病療養所対策室
03-5253-1111(内線4412)
国立ハンセン病療養所は、国立の医療機関として、北は青森から南は沖縄県宮古島まで全国に13施設あり、入所者の方々に対して、それぞれの地域に根ざした医療を提供しています。
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