記事・インタビュー
徳洲会の理念である「生命を安心して預けられる病院」「健康と生活を守る病院」を柱に、大阪東部地区の基幹病院として地域医療を担っている八尾徳洲会総合病院。現在同院では、内科医をはじめ、ともに働く医師を募集しています。病院の全体像のほか、業務ボリュームや医師同士の関係性といった気になる実情を、院長の原田博雅先生と入職一年目の白木秀門先生に伺いました。
<今回お話を伺った方>
搬送件数は年間一万台超え!圧倒的な症例数が強み
Q: はじめに、お2人の入職の経緯を教えてください。
原田 先生
私は1982年3月に大学を卒業し、同年4月に研修医として当院に入職いたしました。研修制度そのものが整理できていない時代に、当時ではめずらしい各科ローテーション研修があったことが決め手となりました。
白木 先生
経緯としては2つありまして、ひとつは転職エージェントの利用です。もうひとつは、大学の先輩が当院の先生と知り合いだったため、紹介していただいたことです。症例数が多く、修練に良いと感じて入職を決めました。
Q: 八尾徳洲会総合病院の特徴はどんなところでしょう。
原田 先生
症例数の多さが我々の一番の特徴です。対応する分野の幅広さ、それに伴う症例数は、他院と比べても抜きん出ているだろうと思っています。
特に救急に力を入れており、搬送件数は昨年から年間一万台を超えています。地域からの需要が高く、現在医師は約120人おりますが、もう少し医師の人数を増やしたいところです。採用に関していうと、出身大学のこだわりや偏りはありません。
Q: 入職される先生方の動機として多いもの、共通する内容はありますか?
原田 先生
内科の先生は、専門性を高めたいという考えから希望される方が多い印象です。外科の先生の場合は、症例数を積みたいという方が多く、最近では「救急も外科もやりたい」というような、幅広さを求める方も増えています。内科、外科のどちらも多彩な症例をみられることが共通の動機です。
いろいろな採用規定はありますが、先生方個々のご希望に沿うかたちで進めていきたいと思っています。
入職一年目の外科医に聞いた、働きやすさのホンネ
Q: 白木先生は今年の4月に入職されたと伺いました。入職前と後とで、病院に対するイメージのギャップなどはありましたか?
白木 先生
フランクな話をすると、関東出身のため、関西にすごく抵抗があったんです。前職の同僚や上司などにも「関西でやっていけるのか」と言われたり、「ツッコまないといけないのでは…」なんていうイメージもあったり。実際には、職場の方が関西弁ということ以外、地域による大きな差は感じませんでした。
ほかにも、入職前は、“症例数が多く毎日忙しい。気づいたら一日が終わっていた”ということも多いのかなと思っていましたが、当直明けは休めますし、土日の勤務や離島医療も強制ではありません。スタッフが多いため、業務の分担ができ、一人ひとりの負担が軽減できているように感じます。定時に帰られている先生も多いです。
入職前に抱いていたハードなイメージとは異なり、比較的フレキシブルに働けます。
Q: 先生同士の関係性はいかがでしょうか?
白木 先生
さまざまな病院で経験を積んだ先生ばかりですので、とても勉強になっています。上の先生方はいろいろ教えてくれますし、相談にも乗ってくれます。後輩も積極的で、僕自身にとっても学びが多いです。同じ外科内はもちろん、ほかの診療科間との垣根も低い印象を受けています。
Q: 医師の立場から見て、八尾徳洲会総合病院の魅力はどのようなところだとお考えですか?
白木 先生
症例数を程よく積めることと、フレキシブルに働けるところです。
病院全体の症例数は多く、個々としてもそれなりにやれます。ただ、医師も多いため、そこは人によって善し悪しがあるかもしれません。
僕個人としては、症例に忙殺されることが良いとは考えていないため、一例一例をとにかくこなすのではなく、自分の中で消化できる症例数を診れることは、良いところだと思っています。
また、先程もお話ししたように、フレキシブルに働けることも魅力です。外科に関していうと、急性疾患もありますし、悪性腫瘍の手術もある。カメラもできますし、希望するなら救急当直もできます。例えば、「来年から救急にいくけど、今は肝臓外科にいます」というような柔軟さがあります。診療科同士の垣根も低く、幅広くやりたい方には向いていると思います。
病院の魅力を最大限に利用して、理想のキャリアを形成
Q: 現在建物の増改築工事中とのことですが、病院がどのように変化するのか、また、今後のビジョンを教えてください。
原田 先生
まずICU20床とHCU30床を合わせて50床に増床予定です。また、オペ室は10室へ、感染症病棟も立ち上げます。手術関連ですと、現在ダヴィンチ手術支援ロボットを導入していますが、新たにもう1台サロア導入が決まりました。これらによって、外科系各科をさらに強化することが狙いです。
実は今年の3月に、当院の近くに介護老人保健施設を移転し、さらにサービス付高齢者住宅を同じ建物内にオープンしました。この地域は高齢者が非常に多く、今後はさまざま機関と連携しながら高齢者をみていく体制づくりを進めていかなければならないと感じています。救急から在宅医療までを含めた幅広さを、我々は追及しなくてはいけないと思っています。
Q: 最後に、原田先生から求職中の方へメッセージをお願いします。
原田 先生
一言でいえば、ご自身の可能性を追及してほしいと思っています。当院は自由度が高く、豊富な症例数を有しています。当院をできるだけ利用して、医師としてのキャリアを形成していただきたい。対応できる力はあります。
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八尾徳洲会総合病院
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