記事・インタビュー

2023.07.01

ワークライフバランス重視の医局がここにある!
〜キャリア&家庭を両立できる腎臓専門病院〜

案件番号:23-AO006 医療機関名:井上病院

吹田市江坂で腎臓病とその合併症に高い専門性を有する愛仁会井上病院は、医療水準の高さと患者数の両面から“北摂最後の砦”と称されています。今回は腎臓内科の藤原木綿子先生、一居充先生、山口聖良先生と、放射線科の森本章副院長にお話を伺いました。

【愛仁会井上病院腎臓内科の魅力】

  • 豊富な症例と、病理・手術・管理のすべての分野でスキルを磨けるマルチな専門性
  • 医師のやりたいことを尊重し、歓迎し、かつそれを活用してくれる“やりがい”のある職場
  • 私生活との両立をフォローするチーム制診療システムを実践してきた長い実績
  • 有能で頼もしい医局秘書や診療支援科などの事務スタッフとコメディカルスタッフが働きやすい環境をサポート

<今回お話を伺った方>

森本 章(もりもとあきら)
所属:放射線科 副院長

滋賀医科大学、大阪市立大学大学院を卒業。2000年1月から井上病院放射線科で透析シャントIVRを開始。年間約1400例の手術をこなすシャント職人。

 

藤原 木綿子(ふじわらゆうこ)
所属:腎臓内科部長

大分大学医学部を卒業。同大学附属病院、九州医療センター、別府医療センター等を経て入職。研修医時代に高齢の低ナトリウム血症患者さんを一人で治療し回復させた喜びが大きかったことをきっかけに、腎臓内科を選択。

 

一居 充(いちいみつる)
所属:腎臓内科部長

福井大学医学部、大阪市立大学大学院を卒業。大阪市立総合医療センターを経て2019年に入職。医局を選ぶとき、「腎臓について何も知らない自分に気づき、まずいかなと思った」ことがきっかけで腎臓内科医に。

 

山口 聖良(やまぐちせいら)
所属:腎臓内科

京都府立医科大学を卒業。堺市立総合医療センター、尼崎総合医療センターを経て入職。在籍2年目。2歳の娘を育てながら常勤で診療をこなす。
腎臓内科の魅力は「手術に加えて全身管理もできる点」で、今後の目標は「オペや血管治療をメインに専門性を磨く」。

Q:まず初めに井上病院にご入職の経緯をお話しください。

 森本 先生 

23年前の2000年1月に入社しました。もともと大学で肝臓がんや肝臓病分野のカテーテル治療を行っていたんです。当時盛んになりだしていた透析シャントのIVRを当院が始めるにあたり、前理事長が僕の指導教授に「誰かいい人いないか」と相談し、僕の名前を出してもらったことがきっかけです。

 藤原 先生 

私は2006年に結婚を機に地元福岡から大阪に引っ越してきました。妊娠中でも働ける病院を探し、出産後の2007年4月に当医局に入職。当時はベテランの男性医師が多く、優しく指導して頂きました。今は女性医師が多くなり、お互いに助け合える環境になっています。

 一居 先生 

僕は大阪市市立大学(現・大阪公立大学)で糖尿病・内分泌・腎臓などを専門とする第2内科に所属しています。

僕は大学の医局からですが、ここは医局に属していない先生も多いです。

 山口 先生 

私は研修後、尼崎総合医療センターで腎疾患の内科管理や救急対応、手術や血管内治療を学び、4~5年勤務していました。出産を機に当院に移り、今年で2年目です。

時短・週4日で勤務させてもらっていますが、当院のように出産・育児に理解があり、キャリアを途切れさせないでスキルを磨ける病院は大阪でも少ないと思います。

Q:医師のキャリアにおけるこの病院の魅力は?

 森本 先生 

放射線科医の立場から言うと、カテーテル手術の症例数が多く、効率的なスキルアップが図れる点です。

透析シャントPTAは年間約1400件、その1割程度が血栓閉塞による緊急時治療です。シャント治療に興味のある先生は勤務枠に入ってもらい、森本がサポートしながら実際に治療してもらっています。

腎臓内科の先生がシャント治療の面白さに目覚め、シャント治療中心の業務で働くようになった先生も過去に数人いました。これからもシャントPTA治療の魅力をもっと多くの先生に感じていただきたいですね。

 藤原 先生 

当院は保存期腎不全患者さんが380名、腹膜透析44名、血液透析681名と症例数が豊富です。腎臓内科医としてキャリアを積むには申し分ない環境ですね。

一般的に腎臓病の専門病院は透析専門というイメージを持たれる方が多いのですが、当院は腎生検や急性腎不全の加療など透析以外の治療も積極的に行っているので、腎機能の回復や維持に携わることもできます。

「患者さんを治したい」という原点に立ち戻り、回復や維持を目指していける点は医師として働く上で本当にうれしいですね。

 一居 先生 

藤原先生が言うように、当院では“腎病理を診る目”が養える点が大きいと思います。大学で8年、医療センターで3年の経験をもつ僕が、しっかりと指導します。

 山口 先生 

透析シャントIVRを深く学べる点が魅力です。特に放射線科の森本先生は第一線でご活躍されている方で、シンポジウムや講演会などをよく拝聴していました。森本先生からアンギオを習いたいと思ったのが入局の動機でもあります。

Q:働きやすさややワークライフバランスの取りやすさはどうですか?

 森本 先生 

医師だけでなくコメディカルなどの専門職がお互いをリスペクトして教えあっているので、横のつながりが非常によく、楽しい職場ですよ。

逆に、自分でなんでもやりたい一匹オオカミタイプの先生は戸惑うかもしれませんね。

 藤原 先生 

医師のうち3分の1が女性で、お子さんがいる先生も多数います。みんな仕事と家庭を両立する大変さをわかっているので、助け合いながらやれています。女性だけでなく、育休をとった男性医師もいますし、以前ケガや病気で長期のお休みをとった先生もいましたが、みんなでフォローして復帰を待ちました。

仕事中は多忙ですが、オンオフがしっかりしています。

 一居 先生 

通常は週5日勤務ですが、山口先生のような週4日や、非常勤で週2日など、いろいろな働き方ができます。

病院は月曜日から土曜日まで稼働していて、常勤医は日曜以外に1日、自分で公休日を設定します。医師でチームを組んでいて、公休時の有事はチームの別の医師が対応に当たるので、休日の呼び出しはほぼありません。

 山口 先生 

時短勤務の私だけでなく、通常勤務の先生方も5時すぎには帰られるので、働きやすいですね。

有能な医局秘書さんがスケジュール調整をしてくれるので、子供の急な発熱などの時もお休みが取りやすいですし、医師が抱える雑務も全て秘書さんが手助けしてくれるので、とても助かっています。

Q:院内で特に取り組まれていることや、やりたいことはありますか?

 藤原 先生 

腎生検や地域連携など取り組んできたことは多々ありますが、最近は研究に興味が出てきて、院内データをまとめて発表するなどしています。

昔から当院は、医師がやりたいと言ったことを全力で応援してくれます。その分、頑張る必要はありますが、やりがいのある職場ですよ。

Q:一緒に働きたい人物像は?

 藤原 先生 

働ける時間は少なくてもいいので生活とバランスをとりながら一緒に働いてくれる人や、何かやりたいことがある人に来てほしいです。

当院は手術も検査も盛んなので、技術を追求するタイプの先生は特に歓迎されますね。

 一居 先生 

やれる範囲でやってくれれば十分です。無理はしなくていいので、長く勤めてくれる人に来てもらいたいですね。専門医の資格を取りたい人、腎病理をしたい人、透析治療を診たい人、バスキュラーアクセスを中心に勤務したい人など希望があれば、できるだけ希望に沿える形の業務を組むようにしています。

Q:最後に、井上病院の目指すところは。


 藤原 先生 

腎臓透析の専門病院として腎疾患を見守り診療し、腎疾患透析患者に心から安心して通ってもらえる病院を目指しています。

私たちと一緒に、腎臓病の“北摂の砦”を築きましょう!

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森本 章、藤原 木綿子、一居 充、山口 聖良

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