記事・インタビュー

2022.12.19

This is your place! 和歌山×産婦人科=ここにはあなたを必要としている場所がある!

案件番号:23-ARD008 医療機関名:和歌山県立医科大学附属病院


和歌山県外からの産婦人科医を確保し、和歌山県立医科大学の産婦人科学講座医師の負担軽減を図るとともに、総合周産期母子医療センターの機能の充実を図りたいと思っています。また、医師派遣により公立病院への支援を行います。

和歌山県立医科大学で一緒に働きませんか?

産科・婦人科学講座スタッフの一員として、総合周産期母子医療センターの業務を行うと共に、周産期医療に関する研究、若手医師や学生の教育を担い、県内公立病院の支援(外勤等)、必要に応じて婦人科診療(内視鏡手術等を含む)を行っていただきます。大学院教育や指導、補助のできる方、教育熱心な方や研究を続けたい方も大歓迎です。

返還免除付き資金貸与制度!

和歌山県では、産婦人科医師のみなさんへの返還免除付き資金貸与制度を設けています!
◆専門研修1年目
貸与額300万円(一括貸与)
和歌山県内には和歌山県立医科大学附属病院、日本赤十字社和歌山医療センターが基幹プログラム施設となっています。
◆県外から県内の分娩取扱病院で勤務する産婦人科医対象
貸与額500万円(一括貸与)
県内の拠点となる分娩取扱病院で、2年間勤務した場合に返還を免除します。貸与や返還免除の詳細は、お気軽にお問い合わせください。

①症例数及び手術数
症例数:分娩数499件
手術数:産婦人科手術数478件、帝王切開146件、腹腔鏡手術71件、婦人科悪性腫瘍手術47件

②医局の雰囲気
何でも相談しあえる和気あいあいとした医局です。

③働き方
本学の支援体制として、育児休業、介護休業、育児短時間勤務などがあり、隣接の保育所も利用することができます。また、産婦人科医局では、個人の希望や勤務状況を相談しながら外勤体制を決定するなど、男性医師、女性医師ともに働きやすい環境となるよう協力しあっています。

④給与(参考)
45歳 寄附講座教授 約1,120万円
40歳 寄附講座准教授 約1,000万円
32歳 助教 約800万円

【特集】和歌山の産科医療の強化に奮闘する和歌山県立医科大学産科・婦人科学講座。新たに開設した「総合周産期医療支援講座」とは?


和歌山県内唯一の総合周産期母子医療センターである和歌山県立医科大学。お産難民、がん難民をつくらないをモットーに、県内の産婦人科医療の要として尽力しています。今回は同大学産科・婦人科学講座の井箟一彦先生、八木重孝先生、堀内優子先生にインタビュー。医局の雰囲気や新たに設置した「総合周産期医療支援講座」の狙い、また、県内の魅力についても伺いました。

<お話を伺った先生>

井箟 一彦

井箟 一彦(いのう・かずひこ)
所属先:和歌山県立医科大学 産科婦人科学講座 教授(総合周産期母子医療センター長、ワークライフバランス支援センター長兼任)
1987年に東京医科大学を卒業。名古屋大学医学部附属病院、岐阜県立多治見病院を経て現職。

八木 重孝

八木 重孝(やぎ・しげたか)
所属先:和歌山県立医科大学 准教授(総合周産期医療支援講座)、医局長
1998年に和歌山県立医科大学卒業。関連病院を経て現職。

堀内 優子

堀内 優子(ほりうち・ゆうこ)
所属先:和歌山県立医科大学 助教
2007年に和歌山県立医科大学を卒業。和歌山県立医科大学の研修制度に魅力を感じ、2010年に入局。

【和歌山県で働くポイント】
・現場に深く接することができるのは地方ならでは
・和歌山県立医科大学があるのは市街地。主要駅までのアクセスも抜群
・自然が豊か。テーマパークやゴルフ場などもあり、充実した休日を過ごせる
Q:先生方のご出身は他県とのことですが、和歌山の印象や休日の過ごし方を教えてください。

 堀内 先生 

患者さんを含め、和歌山の人はすごく優しいです。スタッフも優しい方ばかりなので、温かい雰囲気のなかで働けています。休みの日は子どもと過ごしています。和歌山は山に川、海と、自然に恵まれていますし、動物とふれあえる「アドベンチャーワールド」もあり、遊ぶところに困らないですね。おしゃれなカフェや図書館もあって、とても過ごしやすいですよ。

 井箟 先生 

和歌山医大は市街地にあるので、大阪にも京都にもすぐ行けるんです。関空や新大阪駅まで1時間~1時間半というアクセスの良さは、出張や旅行の際に助かりますね。また、和歌山はゴルフ場が多く、休日はゴルフも楽しめますよ。

Q:産科・婦人科学講座は地域でどのような位置づけなのでしょうか。

 井箟 先生 

和歌山県の最後の砦ですかね。和歌山医大は県内唯一の総合周産期母子医療センターなんです。がんに関しても、県内に大学病院はひとつしかなく、がんセンターもありません。お産難民、がん難民をつくらないよう、24時間365日全例を受けることをモットーにしています。

Q:医局内の雰囲気はいかがですか。

 八木 先生 

医師の人数は少ないものの、協力して頑張っています。7割が女性医師で、そのうちの約半数が育児中です。みなさん産後1年くらい育休を取って復帰しており、男性医師も育休を取得できます。

 堀内 先生 

みんな仲が良いですよ。ここ数年はコロナの影響で飲み会などは開催していませんが、アルコールがないからといって医局の雰囲気が悪くなるわけではないですしね。

 井箟 先生 

私自身は“教授がものすごくえらくて、若い人が話しかけられない”というようなピラミッド形式にならないよう心掛けています。そうしたハードルを全部取り除いて、みんなで気軽に話し合えるような医局作りを目指してきました。子育てしながら働いている人も多いので、当直以外は18時に退勤できるようにしています。忙しい科ではありますが、チームで助け合い、指導医や教授も含めて相談できるような体制を整えています。

Q:令和4年度に開設した「総合周産期医療支援講座」の目的と、どんな先生に来てほしいかを教えてください。

 井箟 先生 

まずは総合周産期母子医療センターとしての機能を充実させること。それにより、県全体の産科医療を安定・継続させることが最大の目的です。先程もお話ししている通り、和歌山医大は24時間365日全例を受けることを大事にしています。そのため、チームワークが重要になる。臨床と教育、チームの和を重視してくれる人だとうれしいですね。総合周産期医療支援講座というと、お産の専門医のみを募集しているような印象を受けがちですが、決して産科専門でなくてはダメ、研究をしない人はダメ、ということはありません。

 八木 先生 

必ずしも指導できるような立場の人でなくていいんです。民間病院の勤務経験しかないという方でも問題ありません。それこそ我々と違う感性をもった方が入ってきて、一緒に新たな知見を広げていけたらいいなと思います。

Q:最後に、産科・婦人科学講座の魅力をお伝えいただけますか。

 八木 先生 

大変なことも多いですが、非常に幅広い範囲をカバーしており、魅力ある環境だと思います。現場に深く接することができるのも地方ならではじゃないかな。やりたいことにチャレンジできる環境ですし、臨床や研究もみんなでサポートしながら取り組めるので、興味のある方はまず来てみてください。

 堀内 先生 

教授はスタッフそれぞれの背景を理解したうえで、異動先や働き方を考慮してくれます。私自身、現在子育て中ですが、働きやすいと感じています。

 井箟 先生 

チーム力という意味で良い講座になっていると思います。また、最近では堀内先生が日本癌治療学会で最優秀演題賞を受賞したり、助教が来年開催する日本産婦人科学会のシンポジストに選ばれたりと、うれしいニュースが続いている。若い人たちが研究で大きな成果を出すというのは地方大学ではなかなかできないものなので、うれしいところであり、和歌山医大の魅力でもあると感じます。

【総合周産期医療支援講座とは】
外観

和歌山県からの寄附講座として和歌山県立医科大学が令和4年度に設置。和歌山県外から産婦人科医師を公募し、寄附講座内に寄附講座教授、寄附講座准教授、講師、助教の教員を最大4名配置する。

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TEL:073-441-0631
FAX:073-445-1161
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和歌山県 産婦人科医師のみなさまへ

井箟 一彦、八木 重孝、堀内 優子

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