記事・インタビュー

2019.09.19

イベント開催報告【医学教育フェスティバル!】

千葉県の医療職の方々に新鮮な情報をお届けする、情報共有プラットフォーム「新撰医チバ」。2016年9月に発足し、情報交換のためのFacebookグループ・メーリングリスト運営のほか、年2回のセミナー、ミニセミナーなどさまざまなイベントを開催。千葉から日本の医療を活性化しています。
今回は~医学生・研修医に明日役立つオモシロイ内容を!~をテーマにした「医学教育フェスティバル!」が開催されましたので、その様子を取材してきました。

開催概要

日程:2019年8月31日(土)
場所:東京ベイ・浦安市川医療センター
主催:新撰医チバ
代表:鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院 総合診療科)
副代表:志賀 隆(国際医療福祉大学)

副代表の志賀先生より
「医学教育フェスティバル!」を開催した背景は、医学教育の学び方、教え方、医学教育の未来について医学生や研修医の身近なテーマで面白味のあるセッションを行い、「医学教育はつまらない」という固定概念を覆したいと思ったからです。

#医学教育フェス も是非ごらんください^^

スケジュール

スピードメンタリング
2-a)成長の秘訣 学びとライフハック、2-b)ワンランク上の効果的な教え方

2-a)成長の秘訣 学びとライフハック

  • 飯塚病院 総合診療科(小杉 俊介)
  • 東京ベイ・浦安市川医療センター 救急集中治療科(舩越 拓)
  • 千葉市立青葉病院 内科(飯野 貴明)
  • 津田沼中央総合病院(荒木 貴裕)

2-b)ワンランク上の効果的な教え方

  • 橋本市民病院(橋本 忠幸)
  • 水戸協同病院 総合診療科(長崎 一哉)
  • 札幌東徳洲会病院(民谷 健太郎)
3-a)SNSと医学教育、3-b)ゲームと医学教育

2-a)3-a)SNSと医学教育

  • 淀川キリスト病院 産婦人科(柴田 綾子)
  • 総合病院国保旭中央病院 救急救命科(坂本 壮)
  • 聖路加国際病院 循環器内科(水野 篤)
  • 昭和大学病院 呼吸器・アレルギー内科(伊田 瞳)

3-b)ゲームと医学教育

  • 坂総合病院 救急科(矢島 つかさ)
  • 秋葉原内科saveクリニック(石井 洋介)
4)医学教育とテクノロジー
  • 千葉大学医学部附属病院 総合診療科(鋪野 紀好)
  • アンター株式会社(中山 俊)
  • 順天堂医院 放射線科(村本 耀一)
5)学生研修医、勉強会団体など発表
  • 新撰医チバ(千葉大学医学部5年 上條 恵莉子)
  • AMSA Japan(千葉大学医学部4年 井原 紫逸)
  • Choosing Wisely Japan Student Committee(市立旭川病院 浅沼 翼)
  • 総合診療勉強会 東京どまんなか(千葉大学医学部4年 高原 彩佳)
  • 島レジプロジェクト -チームzero-(島根県立中央病院 初期研修医 大谷 真紀)

新撰医チバとは?

中央が鋪野先生

「新撰医チバ」代表の鋪野先生に、その活動と創設背景をお聞きしました。

千葉県は人口100万人当たりの医師数が全国ワースト3位。また、亀田総合病院や旭中央病院、東京ベイ・浦安市川医療センター、千葉大学医学部附属病院など大きな病院がいくつかあるものの、医師同士の連携が薄いという問題を抱えていたため、病院間連携を強化するプラットフォームとして「新撰医チバ」を立ち上げました。魅力ある研修、定期的な勉強会、なんでも相談できる上級医、そして仲間(コミュニティ)をつくり、研修医や医師が千葉県内に残ってくれることを目標にしています。

総合診療医になったきっかけ

当初は内科のスペシャリストになりたかったのですが、医学部5年次にベッドサイド実習で総合診療を回ったとき、数年来原因不明の病に侵されていた患者さんを、生坂先生が「リウマチ性多発筋痛症」であると病歴から診断したのを目の当たりにして、総合診療医になろうと決めました。

ロールモデルとなる医師は?

臨床推論は、私の恩師でもある生坂先生です。
また、教育・ブランディングは、「新撰医チバ」副代表でもある国際医療福祉大学の志賀先生です。志賀先生は新たなサービスを作ることに長けているので、常に参考にさせてもらっています。
「新撰医チバ」は年2回のセミナー、少人数での勉強会などを開催しています。千葉県内にとどまらず、他県からも多くの医学生、研修医、医師の皆さんが参加されています。ご興味ある先生はぜひご参加ください。

「新撰医チバ」の詳細はこちら
››› 公式ホームページ
››› 公式Facebook

まとめ

「新撰医チバ」のイベントに初めて参加しましたが、志賀先生、鋪野先生のファシリテートのもと、楽しく、和気あいあいと学んでいる姿が印象的でした。テーマである「医学教育」についても、SNSや最新のテクノロジーと融合させることで、参加者にとって現場で実践しやすくなるのではないかと感じました。
今回印象に残った言葉は、「アークス」「Twitterで生活する」「裏垢持ってる」「主幹が義務だと熱量下がる」「Horizon Report」です。流行語大賞(非公認)にエントリーさせていただきます。

「J-COSMO」の詳細はこちらから
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