記事・インタビュー

2019.06.13

仕事と趣味を両立したい! ~ウィンタースポーツ編

ウィンタースポーツ

「仕事と趣味を両立するために転職したい」
近年、働き方が多様化した影響もあり、そうした転職理由が聞かれるようになりました。医師は一般に給与が高く、求人動向も圧倒的な売り手市場のため、生活の質を犠牲にすることなく自分の時間を作るために転職したり移住したりと、仕事と趣味を両立した働き方をすることが可能です。

そこで今回は趣味にしている医師も多い、スキーやスノーボードなどの「ウィンタースポーツ」が身近にできるオススメの転職エリア(移住先)を紹介していきたいと思います。

今後のキャリアチェンジに向けて情報収集をしたい先生へ
当サイト(民間医局コネクト)から各エリアの求人の閲覧やお問い合わせ、また「民間医局」エージェントへのご相談も受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。

ウィンタースポーツを楽しみながら、地方の医療にも大きく貢献

「スキーやスノーボードをしたい!」と思った時、都市部で働いている人は夜明け前に家を出発し、数時間かけてスキー場へ向かいます。しかしスキー場まであと少しというところで急に渋滞し始め、結局スキー場の駐車場に車を停めた頃にはお昼近くになってしまったという経験をした方もいるでしょう。

一方で、スキー場へのアクセスが良い場所に住んでいる人たちは普段の出勤と同じように出かけ、混雑前にスキー場に到着、帰り時間を気にすることなくめい一杯スキーやスノーボードを楽しんでいます。仕事帰りのナイターゲレンデも当たり前。また、冬のみならずシーズンオフとなる夏場にはアウトドアレジャーや高原リゾートとして、家族との時間もじゅうぶんに満喫しています。

スキー場のある地域は地方の山間部が多く、そうした地域の医療機関は慢性的に医師不足の強い傾向にあります。移住して地方の医療機関で働くことで、仕事と趣味の両立はもちろん、医師として地域医療に貢献でき、大きなやりがいも感じることができるでしょう。

移住もアリ!気軽にウィンタースポーツを楽しめるオススメエリア

気軽にウィンタースポーツを楽しむための移住先はどこがいいのでしょうか。編集部がピックアップしたウィンタースポーツのオススメエリアは【北海道】【長野県】【新潟県】【群馬県】【岐阜県】です。これは国土交通省の資料によるスキー場の分布率が高い都道府県のベスト5になります。

ちなみにランキング順に並べると下記のようになります。
(※%表記は日本全国のスキー場の数を100%とした、それに占める割合)
1位:【長野県】20.0%
2位:【北海道】12.9%
3位:【新潟県】12.2%
4位:【群馬県】5.8%
4位:【岐阜県】5.8%

さっそく、それぞれのエリアにあるスキー場の特徴や、移住の魅力も紹介していきたいと思います。

長野県

長野県は日本で一番スキー場の数が多いエリア。「志賀高原スキー場」「野沢温泉スキー場」「竜王スキーパーク」「白馬八方尾根スキー場」など全国的に有名でスケールの大きなスキー場が多く点在しています。
長野県は雪質が素晴らしく、上質なパウダースノーを求めて国内外からスキーやスノーボードを楽しむ方が多く訪れています。長野県は冬のオリンピックの舞台となった地でもあり、世界も注目しているウィンタースポーツの聖地といっても過言ではありません。

長野県に移住する魅力
  • まち暮らし、里山暮らし、二地域居住など、自分が叶えたいライフスタイルを実現することができ、移住したい都道府県ランキング (2018年田舎暮らしの本)では1位となっています。
  • 北アルプスなど雄大な自然がありながら、大都市圏へのアクセスが比較的良いのも特徴です。
  • 村の数が全国 1位(総務省 市町村合併データ「都道府県別市町村数の変遷」)であり、農山村の美しい景色と空気の美味しさも魅力です。
  • 温泉地数が全国2位(242ヶ所)で、普段の生活のなかで温泉を楽しむことができます。
  • 大自然のなかでのびのびと子育てができ、かつ教育面でも国公立医学部などの難関大学に多くの生徒が進学する高校もあり、子どもの教育環境にも優れています。
  • 全国的にその名を広く知られる「信州そば」をはじめ、「おやき」「野沢菜」など、美しい空気と水、広大な土地から生まれる山、森、川の恵みがもたらす美味しい郷土料理が豊富です。

「民間医局」エージェントから耳より情報!
北信総合病院や、飯山赤十字病院では、福利厚生でスキー場のリフト券購入を支援してくれます。

››› 長野県の常勤求人はこちらから

北海道

北海道はとにかく豊富な雪と雪質の良さで知られています。そして「ニセコグランヒラフスキー場」や「ルスツリゾート」に代表される広大なエリアを誇る人気のスキー場が多数あり、上質なパウダースノーに魅せられた海外からの観光客も年々増加しています。上級者から初心者までレベルを問わず、北海道の大地を活かした多彩なコースと大自然の中で滑るスキーやスノーボードは格別です。また、札幌市近辺にも多くのスキー場があるため、子どもの教育環境を考えたい方にはお薦めです。

北海道に移住する魅力
  • 北海道は台風も滅多に来ず、梅雨もありません。
  • 札幌・旭川・函館などの都市部に住んでいても、車で30分ほど行けば大自然を満喫することができる贅沢な環境です。
  • 都市部に比べ生活費がはるかに安く、家賃は東京の半分。北海道ならではの新鮮な野菜や海産物も安く入手できます。
  • 周りを取り囲む海からの豊富な水産物と広大な大地からの農作物の恵みは北海道ならでは。小麦や牛乳、バターなどスイーツに関しても最高のポテンシャルを誇ります。北海道はバラエティに富んだ美味しい食がそろっていることも大きな魅力です。
  • 自然豊かで空気も美味しいため、子育てにぴったりの環境です。
  • 北海道にはゴキブリがいないことも他にはない大きな特徴です。

››› 北海道の常勤求人はこちらから

新潟県

新潟県は日本有数の豪雪地帯であり、豊富な積雪量と雪質の良さが特徴です。広大な敷地をもつ「上越国際スキー場」や、「湯沢高原スキー場」「苗場スキー場」など、誰もが知る有名なスキー場や日本を代表するようなスキー場があり、国内外から多くの人々が訪れます。「GALA湯沢スキー場」はガーラ湯沢駅から徒歩0分など、駅や高速のICから近いゲレンデが多く、東京からのアクセスがいいことも魅力です。

新潟県に移住する魅力
  • 公共交通網がしっかり整備されており、首都圏や主要都市とのアクセスが良好。移住はもちろん、ライフスタイルに合わせて都市と新潟県を行ったり来たりする二地域居住も実現可能です。
  • 通勤時間の短さ第1位(往復54分)、余暇時間の長さ第1位(99分)というライフワークバランスに優れた働きやすい県です。
  • 新潟市は0~4歳人口1万人当たりの保育所数が、政令市の中で第1位。新潟市は子育てがしやすく、女性が働きやすい地方都市です。
  • 海水浴場と温泉数が全国3位。夏には海水浴を気軽に楽しめ、普段の生活のなかでも気軽に温泉を楽しむことができます。
  • 豊かな水源による美味しい食が豊富。新潟県のブランド米「コシヒカリ」は全国的に高い知名度を誇り、柿や梨といった果物、枝豆やスイカなども有名。日本海に面しているため、海の幸も豊富です。さらに新潟は日本酒の生産量も多く、しかも高い品質を誇る日本酒で有名です。

「民間医局」エージェントから耳より情報!
斉藤記念病院、湯沢町保健センター、新潟県立十日町病院、医療法人社団 萌気会など、スキー場まで車で30分程度なので、仕事終わりのナイター滑走なども楽しめます。

››› 新潟県の常勤求人はこちらから

群馬県

関東圏のなかで群馬県の一部は豪雪地帯であり、意外にもスキー場が多いエリアです。片品エリア・水上エリア・吾妻エリアと群馬県の北部3エリアにスノーリゾートが展開しています。片品エリアは高速ICから約1時間の距離がありますが、標高が高いため雪質が良くなるのが特徴。水上エリアは、高速ICから直ぐというスキー場もあり、アクセスのよさが魅力。「たんばらスキーパーク」は東京から約2時間のアクセスしやすい立地にあり、パウダースノーも楽しめます。「丸沼高原スキー場」と共に、例年GWまでのロングシーズン営業を行っているため春スキーも楽しむことができます。スキーの他、温泉も多い県ですので、両方楽しみたい方にはお薦めです。

群馬県に移住する魅力
  • 山・高原・湿原・湖沼・河川など変化に富む豊かな自然があふれ、田舎暮らしから街暮らしまでさまざまなライフスタイルが可能です。
  • エリアによっては東京都へ電車で1時間前後という好アクセス。大型ショッピングモールもたくさんあり、生活に困ることはありません。
  • 物価水準を全国平均100とすると群馬県は95.9。物価が安く、かつ一人当たりの所得も高いため、贅沢な暮らしをすることができます。
  • 自然災害の少なさも特徴。過去の震度4以上の地震発生件数は関東一少なく、首都直下地震が発生してもほとんどの地域が震度5以下と想定されています。また、内陸県なので津波の心配もなく、台風などの風水害被害も少ないので安心して暮らすことができます。
  • 年間の日照時間は全国第6位(気象庁「過去の気象データ」2016)。晴れの日が多いので過ごしやすことも魅力です。
  • 群馬県も日本を代表する温泉大国であり、草津・伊香保・水上・四万・万座の五大温泉は有名です。

››› 群馬県の常勤求人はこちらから

岐阜県

雪が似合う世界遺産、白川郷のある岐阜県もスキー場の多いエリア。積雪量が多い奥美濃エリアと飛騨エリアにスキー場が集中しており、中京圏から多くの人々が訪れます。奥美濃エリアはアクセスが比較的良く、広いゲレンデが多いのが特徴。「ひるがの高原スキー場」や「ダイナランド」には、幅が広く傾斜も緩やかなコースもあるため初心者やファミリー層に人気です。飛騨エリアは高度が高いため雪質が良く、個性的で変化に富んだ上級者が好むコースを備えたスキー場があります。また、飛騨エリアには全国的に有名な下呂温泉があり、帰りに温泉に浸かって帰る人も多くいます。

岐阜県に移住する魅力
  • 「名水百選」に選ばれた長良川をはじめ、県内全域に清流が流れています。また北部には北アルプスの山々が連なり、森林率は全国2位と自然がとても豊か。まちと自然の距離が近く、生活にも子育てに良い環境です。
  • 生活コストの安さも魅力。特に都市部と比べて最も差が出るのが住居費(家賃)です。持ち家率も高く、ゆとりある広さの住まいが手に入りやすいです。
  • 豪雪地帯である飛騨高山には年間50万人超の外国人観光客が訪れるなど、世界的にも名の知れる観光地。ユネスコ世界文化遺産「白川郷合掌造り集落」や下呂温泉も有名です。また、岐阜県飛騨市は2016年に劇場公開され大ヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」の中で、ヒロインが暮らす田舎町のモデルとなっている場所。この他にも、岐阜県では多くの映画やドラマ、人気アニメの舞台にもなっており、景観に優れ、風光明媚な環境が身近にあることが分かります。
  • 内陸県のため海の幸はありませんが、山の幸は豊富。朴葉を利用した朴葉味噌や朴葉寿司、五平餅、栗きんとんなどの郷土料理はもちろん、飛騨地方で肥育される黒毛和牛の飛騨牛は全国的にも有名なブランドです。

››› 岐阜県の常勤求人はこちらから

いかがでしたか。地方都市のほとんどの自治体では、都市部や他県からの移住を歓迎しており、移住希望者へのサポートを充実させています。医療機関もまた、常時医師を募集している傾向にあります。医師の移住を積極的にサポートしている病院や自治体に興味のある方は、「民間医局」へご相談ください。

エージェントへ相談する

<参考>
››› 国内最大級のスキー場・積雪情報サイト SURF&SNOW
››› 国土交通省 観光庁 スノーリゾートの現状
››› 長野県の移住ポータルサイト 楽園信州
››› 北海道の人、暮らし、仕事。くらしごと
››› にいがたU・Iターン総合サイト にいがた暮らし
››› 群馬への移住を考える人のためのライフスタイルWEBマガジン ぐんまな日々
››› 岐阜県 移住・定住ポータルサイト ふふふぎふ

仕事と趣味を両立したい! ~ウィンタースポーツ編

一覧へ戻る