記事・インタビュー

2020.01.21

ミトノクプロレス2020〜診断王決定戦〜

水戸協同病院が主催する「ミトノクプロレス2020」を取材してきましたので、その様子をご紹介します。

開催概要

高難度症例に対する診断力を競うイベントです。
日時:1月18日(土)12:30スタート
会場:
予選ラウンド 水戸協同病院東棟4階講堂
決勝ラウンド 格闘酒場 貫一(水戸駅南)
プレゼンター:
徳田 安春先生(群星沖縄臨床研修センター長)
矢野 晴美先生(国際医療福祉大学)
粟屋 幸一先生(板橋中央総合病院)
小野 正博先生(東京都立松沢病院、第1回チャンピオン)
笹木 晋先生(高槻病院、第5回チャンピオン)
高見澤 重賢先生(国立がん研究センター中央病院)
渡辺 重行先生(水戸協同病院)

ミトノクプロレス開催の挨拶

小林 裕幸先生(水戸協同病院 総合診療科)

ミトノクプロレスの由来は大阪で行われていた「尋常じゃないカンファレンス」で夜通しで行われていましたが、当院では「ミトノクプロレス」として開催し、今回で6回目となります。特徴は予選会は当院、そして決勝戦は本物のリングがあるプロレス居酒屋「貫一」で開催します。また、初代チャンピオン、前回(第5回)チャンピオンの先生も今回は出題者として参加してくれています。高難度の症例ですが、それを楽しく学ぶことがこのイベントのコンセプトです。

ルール説明

橋本 恵太郎先生、内山 昌博先生(水戸協同病院)

予選:症例①

高見澤 重賢先生(国立がん研究センター中央病院)

回答・回答率:SMA症候群・17/48(35%)

予選:症例②

小野 正博先生(東京都立松沢病院、第1回チャンピオン)

回答・回答率:8/48(17%)
①Slipping rib症候群
②左前庭神経炎(左前前庭脳梗塞)
③抗NMDA受容体脳炎

予選:症例③

矢野 晴美先生(国際医療福祉大学)

回答・回答率:脊髄梅毒・4/48(8%)

予選:症例④

渡辺 重行先生(水戸協同病院 循環器内科)

回答・回答率:4/48(8%)
①下壁梗塞
②前壁梗塞
③後壁梗塞、左主管部梗塞

決勝戦:症例⑤

笹木 晋先生(高槻病院、第5回チャンピオン)

回答・回答率:ガードナーダイヤモンドシンドローム・1/48(2%)

決勝戦:症例⑥

粟屋 幸一先生(板橋中央総合病院)

回答・回答率:豚丹毒(類丹毒)・1/48(2%)

決勝戦:症例⑦

徳田 安春先生(群星沖縄臨床研修センター長)

回答・回答率:Jarisch Herxheimer・5/48(10%)

表彰式

優勝者:畑拓磨先生(水戸協同病院 総合診療科 卒後3年目)
準優勝:医学部5年生
3位:医学部5年生

参加者からの感想

・問題は難しかったですが、とても勉強になる症例ばかりでした。
・楽しみながら勉強することができた。
・お世話になった先生方の症例プレゼンテーションを通し、楽しみながら、外せない疾患や知っておくと良い疾患などを知ったり、思い出したり出来た。
・非常に難しい症例もあり、楽しかったです。 今後勉強するモチベーションになりました。
・自分が成長してるんだなって分かった1日で楽しかったです。
・いつもの国試の勉強とは一味違う難しいものばかりでとても勉強になりました。
・心電図からあんなに色々情報がえられることを忘れていました…
・演者の方にも鋭い質問が飛んでいて熱気を感じました。
・豚丹毒が豚の料理人以外にも起こる。
・身体診察が重要だということを改めて感じました。

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