記事・インタビュー

2019.12.27

Dr.平島のフィジカルクラブちゃんねる(1)

はじめまして、フィジカルクラブ部長の平島 修です。
子供の頃テレビでみた患者さんに寄り添う医師に「カッコイイ」と思い医師になりました。医師2年目の時に派遣された奄美大島に病気のある人間ではなく、病気を抱えた「ひと」と向き合う医療ありました。訪問診療を初めて経験して、投薬よりも生活をみることの大切さを学びました。話を聞き、触れるだけで病気が治るという経験もしました。「専門ではないので分からない」と言うと、とてもがっかりされこともありました。患者さんが求めていたものは、医療者としての“誠意”でした。

「手あての医療をたくさんの仲間を作り、思いを全国に届けたい!」
という思いで身体診察の部活動(勉強会)、フィジカルクラブを始めました。一人でも多くの医療人に参加していただき、また共に奄美大島で患者さん向き合い、日本中にスピリットを届けていきたいと思い活動を行っています。

2012年から年間50~60回ほど行ってきた活動は現在までに300回を超え、多くの若手医師、医学生に参加していただきました。

そして今年から変化をもたらせたらと思い、YouTubeでレクチャー内容の配信を始めました。覚えるべき知識はYouTubeで通勤中でも学べるよ。みたいな感じで作っています。毎週月・火・水の18時に更新しています。チャンネル登録よろしくお願いいたします!

ここからは、フィジカルクラブちゃんねる(YouTube)の動画を、各診察ごとに分けて記事にしています。

<呼吸器診察総まとめ>

マクギーのフィジカル診断学第4版をもとに楽しく、身体診察を学ぶ医療者向けエンターテイメント教育番組です。医師・看護師・医学生・看護学生はもちろん理学療法士・介護士など医療職なら知っていて損はない身体診察の知識を学べます。

ばち指clubbing

前編 ばち指とは?

後編 いつ使う?ばち指

胸部の打診Chest percussion

Part.1 打診の歴史

Part.2 打診の種類(鼓音・清音・濁音)、打診のコツ

Part.3 打診の方法、聴打診

胸部の聴診①Lung Auscultation

Part.1 聴診の歴史

Part.2 呼吸音の分類(気管支音、肺胞音)、呼吸音スコアBSI

Part.3 声音共鳴・声音振盪・ヤギ音・胸声

胸部の聴診②副雑音

Part.1 crackleはなぜ起こる?

Part.2 crackleと病態の関係

Part.3 wheezeと病態の関係

胸部の聴診③

Part.1 Stridor

Part.2 胸膜摩擦音(pleural friction rub)、Squawk

Part.3 ユーアルト徴候(Ewart’s sign)、ハマン徴候(Hamman’s sign)

Part.4 強制呼気時間(FET)、マッチ吹き試験(Snider test)、ティッシュ吹き試験

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楽しく!社会人としての生き方、人生の楽しみ方を学ぶYoutube番組『医学の教養』をやっています。是非コチラもよろしくお願いします。
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<プロフィール>

平島 修

平島 修(ひらしま・おさむ)
フィジカルクラブ部長

1979年福岡県生まれ、熊本大学医学部卒業後、福岡徳洲会病院で初期研修、後期研修を行い、うち8ヶ月間を奄美大島で地域医療研修を行う。検査がすぐにできない地域医療、特に訪問医療・時間外の診療に必要なのは、五感を使った診療だと考えるようになる。
2009年より市立堺病院で勤務、師匠、藤本卓司部長の教えのもと、身体診察の極意を伝授される。
2012年堺フィジカルクラブ発足。
2013年4月より、離島から全国へという思いで、奄美大島に戻り奮闘中。

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平島 修

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