記事・インタビュー

2016.02.24

医師の不養生を防げ! 過酷な労働環境からの再スタート

医師の不養生を防げ! 過酷な労働環境からの再スタート

医師の過酷な労働環境はたびたびニュースなどでも取り上げられます。特に担当の患者を持つ勤務医にとって、365日24時間が労働時間といっても過言ではありません。休みの日や帰宅中に急患で呼び戻されたり、当直明けに手術が入るなど、身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
当然そのような就労環境で働き続ければ、医師も心身を患ってしまいます。あまりに過酷な労働環境の影響もあり、医師の自殺や過労死の割合は高いのが現状です。その傾向は日本だけではありません。アメリカではもっとも自殺率の多い職業として、医師が挙げられています。
今回は先生方がそのような状況にならないためにも、覚えておくべきことをご紹介します。

病院の就業規則はご存じですか?

勤務医もサラリーマンと同様、病院(会社)との契約関係のもとに勤務をしています。当然、就業規則に基づいて働かなければなりません。また病院の労働組合に所属している場合は、労働協約に従わなければなりません。
しかし、就業規則や労働協約のどちらも、そもそも労働基準法に則っていなければならないというルールがあります。そのため、就業規則や労働協約の中で労働基準法から外れたものがあれば、その該当箇所は無効となります。
また、そもそも就業規則で残業や残業代について触れていないにもかかわらず、残業を強いられたり残業代が払われなかったりする場合もあります。
そのようなことがご自身にも起こっていないか、一度、就業規則や労働協約を確認してみてはいかがでしょうか。疑問がある場合は、ぜひ専門家の意見も聞いてみましょう。
医師自身が健康を犠牲に働けば、必然的に医療行為のパフォーマンスが下がり、医療ミスにつながってしまう可能性もあります。他人の命を預かる身だからこそ、医師自身が心身健康であることはとても重要ではないでしょうか。

クリーンな医療現場での再出発を!

医師の不養生を防げ! 過酷な労働環境からの再スタート

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最終更新(2016/02/24)

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