社会医療法人 仁厚会 仁厚会 各医療機関の特徴と魅力

医療福祉センター倉吉病院は、鳥取県中部唯一の精神科病院であり、24時間365日の精神科救急から、外来・入院治療、在宅復帰支援、在宅医療にわたって高度な精神科医療を提供すると共に、優れた精神科医師の育成にも力を入れています。

医療福祉センター倉吉病院は、ゼロから精神科医療を学ぶことができる環境にあり、初期臨床研修後はもちろん、他科から転科したい医師の方にも勤務しやすい病院です。

患者層は比較的穏やかな症状の方が多く、うつ病、認知症が全体の約6割を占め、違法薬物系はほとんどありません。赴任していただく医師の方には既存の患者様を担当していただくのではなく、新患患者様を徐々に受け持っていただくので、精神科医療の経験が少ない方にも負担なくゆとりをもって診療に励んでいただくことができます。

また、精神科では身体的合併症などの対応も必要となりますが、隣接する同じ法人グループの藤井政雄記念病院と非常に密な連携体制にあるため、患者様への安心・安全な医療提供体制はもちろん、医師にとっても安心して仕事ができる医療環境にあります。

当法人の特徴の一つに、一人ひとりの医師を非常に大切にしていることが挙げられます。医療福祉センター倉吉病院では、医局とは別に全ての医師に個室が提供されるなど、医師が仕事に集中できる働きやすい環境が整備されています。

勤務時間は9時から17時30分で、当直は一週間に一回（平日のみ）、土日の勤務はほとんどなく、プライベートの時間をしっかり確保していただくことができるなど、負担のない勤務体制となっています。

また医療福祉センター倉吉病院は、精神科に関連する薬剤の治験施設としても全国的に有名であり、治験に関わることができるのも特徴です。さらに「社会医療法人」として、地域の講演会や看護学校での指導、各委員会へ出席する機会も多く、医療を通して地域貢献していただくこともできます。これらに携わることで医師としての幅を広げることができるなど、医師として大きく成長できる機会が多くあります。

医療福祉センター倉吉病院では「精神保健指定医」の資格取得が可能であり、豊富な症例と万全の指導体制によって、大学病院に決して負けることのない教育環境にあると自負していますし、3年以上働いていただくことで、精神科医として大きく成長していただけると確信しています。

私たちはスタッフ一丸となって全国の精神科病院の中でも“one and only”（「個性的で特徴のある病院」）をめざしています。精神医療に少しでも興味のある方、ぜひ私たちと共に“one and only”をめざしながら、精神科診療という土俵で、あなたにしかできない医療を実現してみませんか。

藤井政雄記念病院の大きな特徴は、老人保健施設、特別養護老人ホーム、グループホームなど多くの関連施設を擁し、予防から急性期、慢性期、在宅医療、緩和ケアまで一貫した医療を提供していることです。また、在宅向けの訪問看護や訪問リハビリテーションとともに、歯科医の訪問診療も行っています。

そして、患者さんが病院から施設、在宅までシームレスに移行できるよう、情報交換を密に行うなど、地域包括ケアシステムに対応できる体制を構築しています。具体的には、自宅や施設にいる慢性期の患者さんの急性増悪期や、関連医療機関の患者さんに内科疾患治療が必要な場合の受け皿となっている他、急性期病院の後方支援病院としての役割も担っています。

当院の強みは、20床の緩和ケア病棟を有していることです。また、緩和ケア病棟の患者さんが精神疾患になった場合の対処法として、倉吉病院の精神科との連携体制を確立しており、治療が必要な場合には相談することが可能です。さらに、県中部地域では数少ない健診センターがあり、当地域内においては当院がかなりの件数を受け持っています。

現在、外科2名、内科7名の常勤医がいます。毎週火曜日にカンファレンスを開き、新規の入院患者さんがいる場合は、その患者さんの情報共有や治療法などについてディスカッションします。縦割り組織ではないため、非常に風通しの良い風土で、医師同士の横のつながりも強く、相談し合いながら、患者さんの治療を進めています。

アクセス面については、医師によって倉吉周辺の近場から通勤している人、米子など遠方から通っている人、平日のみ近くに滞在されている人などさまざまですが、JR「倉吉駅」より徒歩７分の好立地なので、通勤しやすいと思います。

また、子育て中など、個々のドクターの事情にフレキシブルに対応しており、現在、時短勤務とフレックスタイム勤務をしている女性医師が1名ずついます。残業をしない勤務も可能で、オン・オフの区別をはっきりつけたワークスタイルを実現できる環境です。このように働きやすい環境であることから、県外で長年経験を積んで地元に戻ってきたUターンの医師も在籍しています。

当院が求めているのは、社会人としての常識があり、きちんと仕事をしてくださる方です。消化器内科の体制を強化していきたいことに加え、糖尿病の患者さんが増加していることから、この分野を診てくださる方であれば、なお歓迎いたします。急性期病院のように最先端の医療や技術を学ぶことは難しいかもしれませんが、入院から在宅まで、医療資源や関連施設を活用し、連携しながら、患者さんの治療を継続的に行っていくことができます。また、複数の疾患を持つ高齢の患者さんが多いため、さまざまな症例に精通できる環境です。

急性期の病院などである程度の経験を積み、落ち着いた場所でゆとりを持って仕事に取り組みたい方、あるいは、仕事と家庭を両立させて活躍し続けたいという方には最適な職場です。メインは一般内科、専門性はサブで活かすといった形で幅広く診てくださる方に、ぜひお越しいただけたらと思います。

米子東病院は、鳥取県西部の米子市の東方で大山町に隣接して、日本海の海岸沿いにあります。

平成19年開院の歴史の浅い病院ですが、リハビリテーション専門病院として、地域に根ざした、信頼される医療、福祉サービスの提供に貢献しています。回復期リハビリテーション病棟45床、療養病棟30床、地域包括ケア病床20床で運営しています。現在、リハビリテーション科、整形外科、内科、神経内科、脳神経外科、泌尿器科の医師が在籍しております。県内トップレベルのリハビリテーションスタッフ（PT,OT,ST）と経験豊富な看護師、介護福祉士などによるリハビリテーション医療を展開し、それぞれの専門分野を生かして連携を密にしたチーム医療を提供しています。

当院は急性期病院の後方支援を担い、在宅復帰支援を基本方針としており、リハビリテーションに特化した病棟の充実を目指して、訪問リハビリテーション、訪問看護ステーションがあります。

近隣の医療機関とも連携しながら在宅医療、介護サービスの提供に努力しています。隣接して、介護老人保健施設、居宅介護支援事業所、通所リハビリテーション事業所、認可保育所の「よどえババール園」、サービス付き高齢者向け専用住宅などがあります。また、法人全体の各種研究発表会、職員運動会、職員旅行のほか、互助会のボーリング大会やいちご狩りなどがあり、職員の資質の向上とともに働きやすい職場環境づくりを目指しています。

当院の建築は安藤忠雄氏設計による三角形を基調とした構造で（渚のトライアングル）、広い敷地に幅広く、病棟からは南東に中国地方最高峰の大山を、西北に日本海・弓ｹ浜半島を望むことができます。また、病院の裏には松林遊歩道やピノパーク（松林）が続き、四季折々の花を愛でながら散策ができ、リハビリに好適の環境にあります。休日には魚釣り、海水浴、登山、スキーや、近くの皆生温泉、花回廊、足立美術館なども楽しむことができます。

米子東病院では、更なる体制強化のため、それぞれの専門分野を活かしながら幅広く活躍したい医師の方を歓迎いたします。私たちと共に、長く米子東病院を、そしてこの地域の医療を支えていただければ嬉しく思います。