記事・インタビュー

<米国財団法人野口医学研究所とは>

「Humanity & Empathy in Medicine」の理念の基に、患者優先の医療を実現するため、36年に亘り医療従事者の海外留学支援を行っています。研修生を含む野口アラムナイは1986年から延べ1300名以上にものぼります。
医師・医学生向けの臨床留学プログラム、研修レポートは下記URLをご覧ください。
http://www.noguchi-net.com/home.html
★野口医学研究所 新着Topics★

2019/11/25、Thomas Jefferson University(TJU)の医学教育センターに、米国財団法人野口医学研究所 創立者・浅野 嘉久 Ph.D., DPH.の名前が刻まれ、永年に亘る日米間の医学交流の功績が認められました。
米国大学医学部の教育センターに日本人の名前が刻まれるのは、米国初の快挙です。

Asano-Gonnella医学教育センターのFounding DirectorであるJoseph S. Gonnella MD.は、TJU元医学部長で、米国財団法人野口医学研究所の創立者メンバーの一員です。1998年にはAAMCアワードの中で、医学教育の最も権威のあるフレクスナー賞を受賞し、過去50年に亘り、医学教育の改革に貢献しています。
12/7フェロー講演会の当日は、Dr. Gonnellaも登壇し、Asano-Gonnella医学教育センターの説明と、同氏の生涯の研究テーマでもある“Empathy”についての基調講演がなされました。
開催概要
日時:2019年12月7日(土)13:30~16:30
対象:米国臨床留学に興味がある方、コネクションを作りたい方
参加費:無料
参加者:40名
会場:東京医科歯科大学 お茶の水医学会館
東京都文京区湯島1-5-34
メイン講演:「通ってきた道、いまに伝えたい」
●金城 紀与史先生(1997年研修:Thomas Jefferson University)
●平岡 栄治先生(2000年研修:University of Hawaii)
●八重樫 牧人先生(2000年研修:St. Luke’s-Roosevelt Hospital Center)
●藤吉 朗先生(2001年研修:University of Hawaii)
記念講演:医学教育振興財団 懸田賞を受賞して
●片岡 仁美先生(2000年研修:Thomas Jefferson University)
スケジュール
メイン講演①:守備範囲の広い医師になろう!
金城 紀与史先生(沖縄県立中部病院 総合内科)
【参加者からの感想】
・実際にアメリカのレジデンシ-で苦労されたエピソードがとても面白かったです。
・異なる常識の世界の一員になる、という意味の深さを感じた。自分の意見を言うことが印象に残りました。
・ベッドサイドに足しげく通い、やることをこなして信頼の得られる医師になりたいです。
・日本で大変ご高名な金城先生のお話しを伺えて、非常に有意義だった。
メイン講演②:日本のホスピタリストについて
平岡 栄治先生(東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科 部長)
【参加者からの感想】
・最初からホスピタリストを目指していた訳ではないという点が、他の講演者と異なっていて興味深かったです。
・総合内科の役割、米国でのジェネラリスト教育が詳しく分かった。
・ポリクリで気合を入れて自分で所見を取りに行ってプレゼンすると「そんな頑張らなくていいよ」と言われ不満だったのですが、今日の話しを聞いてもっとプレゼン力を身に付けないといけないことを再認識できました。
・日本でも総合内科中心の病院のモデルがあることに驚きました。これからの総合内科の展望が見え、将来の参考になりました。
メイン講演➂:留学で視野が広がった私が日本版ホスピタリストの伝導師となった理由
八重樫 牧人先生(亀田総合病院 総合内科 部長)
【参加者からの感想】
・英語にまだ自信のない自分には勇気づけられました。
・留学行ったとき、薬の処方について疑問を持ったので、このような機会で八重樫先生からお話し聞けて良かった。医療ドラマ見てしっかり英語を身に付けます。
・いつも通り迫力があり、強い想いを感じ、面白かった。
・さまざまな挑戦をされている八重樫先生のお話しを聞き、私も恐れずいろんなことに挑戦しようという気持ちになりました。
メイン講演④:医学英語を軸に海外に目を向けよう
藤吉 朗先生(和歌山県立医科大学 衛生学講座 教授)
【参加者からの感想】
・疫学研究は大変堅いイメージのある分野だと感じていましたが、非常に分かりやすい説明でした。
・英語での学習能力がないと話にならないことがよく分かりました。
・疫学の先生から留学の話しを聞くことがなかったのでとても面白かったです。
・公衆衛生の分野で活躍されている先生のお話しが聞けてとても新鮮でした。
Dr.Gonnella挨拶
トーマス・ジェファーソン大学 元副学長 名誉医学部長
記念講演:医学教育振興財団 懸田賞を受賞して
片岡 仁美先生(岡山大学院医歯薬学総合研究科 教授)
【参加者からの感想】
・Empathyが患者のアウトカムに影響を与えているのは面白いと思った。またプレゼンがとても上手で面白かったです。
・昨年のフェロー講演会でもお話しを伺いましたが、今年はさらに内容を理解することができて大変興味深かったです。
・Empathyは医師にとって絶対的に必要な要素であることから、大切にしていきたいと思いました。
・女性医師として活躍されている方の人生についてお聞きすることができ、大変参考になりました。
参加者からの感想

・フェロー講演会では留学を経験された先生方の貴重なお話をたくさん伺うことができ、米国へ留学したい気持ち、並びに野口医学研究所にかかわっておられる諸先輩方のように留学の経験を日本へ持ち帰り、貢献したいという気持ちがますます高まったのを感じました。
・本日は多くの著名な先生方を招いての講演会を企画し、参加させていただき、ありがとうございました。
今まで漠然と考えていた臨床留学に対し、より深い憧れを抱き、医師5年目に米国留学を目指したいと思うようになりました。これから留学を目指す際にお世話になるかもしれませんが、その時は何卒よろしくお願い申し上げます。
米国財団法人 野口医学研究所
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