記事・インタビュー

2024.04.01

医師にとってのライフプランニング 「Vol.1 ライフプランの重要性」

案件番号:23_AX003 医療機関名:三井住友海上あいおい生命保険 株式会社


Vol.1 ライフプランの重要性について

医師のライフプランニング
『民間医局』では今年から、医師の皆さまの「ライフプランを無料作成」するサービスを始めました。これは、元々医師のキャリアについてご相談を受けてきた我々『民間医局』が、それと密接に関連する「ライフプラン=人生を通じた資金計画」のご相談も、お受けできるようになったということです。今回から5回、連載するこの記事では「医師にとってのライフプランニング」と銘打って、皆さま医師が、生涯の資金計画を考える意味を、ひも解いてゆければと考えています。保険(新企画)を担当する私:金井が、提携するライフ・コンサルタント(LC)にインタビューする形で、わかりやすく進めて参りますので、どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

今回のテーマ:「ライフ・コンサルタント」に聞く医師のライフプランニング
    1. ライフプランはなぜ必要なのか
    2. 医師における資産形成の特徴
    3. 民間医局へご相談した医師の声

ライフプランはなぜ必要なのか

 金井 :そもそも「ライフプラン」とはなんですか?

 LC :「ライフプラン」とは、その人にどんな夢があって、それを達成するためにどんなお金の準備が必要になるのかを明確化し、それに向け着実に準備する計画を作る事です。いわば「人生の資金計画」ですね。

 金井 :この計画を作成することが、なぜ大事なのでしょう?

 LC :先生方にとってみれば、人生の資金計画≒健康診断のようなイメージかと思います。健康診断を行わずに生活していくと、どんなことが起きてしまうでしょう。

・早期発見が大事なのに・・・
・なんでもっと早く来なかったのか・・・
などと、悔しく思ったことはありませんでしたか?

例えば、「自分は健康で病気にはならないから、ガンにはならないから大丈夫」という方がおられたら、先生方はどう思われるでしょう。人間誰しも病気になる可能性があるように、私共の視点で診ると、ライフプランを設計しないリスクも、皆さん同様に有ると考えます。この資金計画が無いと、貯蓄の目標・手段・期限を決めることが出来ず、またそもそも、自身の目的に合わない設計になっているケースも、多々見受けられます。

医師における資産形成の特徴

 金井 :なるほど。では一般的な場合と比べて、医師の場合は、どんな点に特徴がありますか?

 LC :はい。では一般会社員のケース(上)と、医師(勤務医)のケース(下)を、それぞれご覧ください。

医師にとってのライフプランニング
医師にとってのライフプランニング

ご覧の通り、医師の方が、所得水準は高く、教育費も概して多く、また就労期間も長くなる場合が多い。つまりキャリアの描き方次第で、振れ幅が相当に大きくなる為、個別にライフプランを描く必要性が拡大します。

民間医局へご相談した医師の声

 金井 :なるほど。「キャリア」をどう描くかで「ライフプラン」も変わる…という点は、まさに『民間医局』からサービスをご提供する意義にも関係するお話ですね!この点について、もう少し詳しく教えて頂けますか?

 LC :はい。例えば医師のキャリアを考える際、大きく分けて以下4つの方向性があるかと思います。

  • 勤務医として専門性を高め、キャリアを形成して行く方の資金計画
  • 勤務医から自分で資金繰りをして、独立開業をされる方の資金計画
  • 勤務医から親族の資産を引き継いで、独立開業をされる方の資金計画
  • まだ方向性が定まらず、迷っておられる方

そしてそれぞれの方向性について、代表的な課題を挙げてみますね。

  • 勤務医として専門性を高め、キャリアを形成して行かれる方の資金計画の場合、専門性を高めてゆく方向性ですが、万が一その専門技術・技能を失う、あるいは使えなくなるような事があると、ライフプランの前提が崩れてしまいます。そんな時でも、人生計画の修正を最小限に止める保障が必要です。
  • 勤務医から自分で資金繰りをして、独立開業をされる方の資金計画の場合、効率的な資産形成を行う必要があります。
    例えば10年後に独立開業を目標とする場合、自己資金を1,000万として、これを貯めてゆくとすると、【1,000万÷10年÷12ヶ月≒83,000円/月】となります。こういった”時間軸”を感じ取る事も大事です。
    また、その手段としては、利回りは高いがリスクも高い、不動産やオフショアへの投資をしがちですが、実は国が認めた税制優遇を最大限活用するだけでも、十分な効果が得られる場合があります。
  • 勤務医から親族の資産を引き継いで、独立開業をされる方の資金計画の場合、相続や贈与の準備をする必要があります。
    高い相続税が開業後の足枷とならないよう、時間を味方にして準備することをお薦めします。

また、皆さんに共通して言えるのは、お子様の教育資金準備です。これについては、第五回の記事にて触れさせていただきます。

このように、皆さんに共通する課題もありますが、各々のキャリアビジョンによって、描く資金計画はそれぞれ異なってきます。また生活していく中で、新たなライフイベントが発生することも有るので、定期的に見直してゆくことも大事です。

 金井 :わかりました。では最後に、ライフプランを作成した方々からは、どんな反応がありましたか?

 LC :はい。では、実際にライフプランニングを受けられた方からの声を、ご紹介させていただきます。

「キャッシュフロー表を作っていただきました。いつごろ資金が大変になるか分かったので、そこに向けて準備を今からスタートします。子供が増えたり、将来のキャリアプランが変わったらまた相談に乗ってください。」

「なんとなく貯蓄をしていたが、自分の将来設計が出来たので、具体的に貯蓄の期限を設けてより効率的に貯蓄が出来るようになりました。税金の優遇の効果も期待でき、非常に満足です」

「相続が争族にならない為の対策をしていただきました。仲がいい家族なので仲が悪くならない為の事前の準備の大切さを非常に感じました。相続税の対策にもなったので非常に助かりました。」

 金井 :どうも有難うございます。「ライフプラン」とは、健康診断が病気を早期に発見するように、先生方の夢と安心を実現する為に、その課題に対して、早期に様々な手を打つためのものなのですね。そしてそれは、先生方がキャリアをどう描くかによって、また時の経過によっても変わるものだということが分かりました。

 LC :では次回以降、具体的にライフプランの事例を、4回に分けてご紹介してゆきますので、お楽しみに!

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