英語診療の極意（12）

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英語診療の極意｜民間医局コネクト

ここでは普段の診療でよく出てくるフレーズを日英両国で医師免許をお持ちの佐々江龍一郎先生が英語で解説しています。
★佐々江先生のイギリスでの医学部、研修医、家庭医の内容はこちらからご覧ください。【イギリスで家庭医として働く全4話】

＜プロフィール＞

佐々江龍一郎（ささえ・りゅういちろう）
NTT東日本関東病院
総合診療科・国際診療科　総合診療医

1981年4月生まれ。2005年ノッティンガム大学医学部卒業。イギリスでGPの専門医を取得し、キングスミル病院、ピルグリム病院、テームズミードヘルスセンター、ウエスト4家庭医療クリニックなど、イギリス内の医療機関で約10年間GPとして活躍。2016年に日本の医師免許を取得し、帰国。2017年からNTT東日本関東病院総合診療科、国際診療科に勤務。

英語診療の極意72:
「神経所見で握力」をチェックしたい時

“Could you grip my fingers as tight as you can?”

そのまま上肢のMMTをチェックしたい場合、”can you pull me toward you”

指がかよわい人は気をつけましょう#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) May 17, 2021

英語診療の極意73
ベジタリアンやビーガンの方、ビタミンD、b12、鉄欠乏と不足しやすいため常に鑑別にあげる必要があり

“It’s really important to take supplements especially iron, vitamin D and b12”

経験上ほとんどのビーガンの方がどれか欠乏しています　#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) May 19, 2021

英語診療の極意75:

整形疾患で「外傷の有無」を聞くと思わぬ収穫を得られることがあります

“Have you had any injury prior to this pain starting?”

もし”yes”であれば”tell me how this pain started?”とオープンな質問をすると聞き漏れがなく問診が進みます#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) May 23, 2021

英語診療の極意76:
うつ病患者で「学業に支障」がある場合、提出期間延長できるかなど配慮を

“Would you like me to write a letter to your college for extra academic support?”

包括的な気遣いが「患者の信頼獲得」につながると実感します#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) May 26, 2021

英語診療の極意88:
身体に「違和感」を感じる。。。結構胸部とか腹部とかあるとは思います。英語では

“I feel uncomfortable in my tummy/chest”

患者がもし症状を表現しにくい場合は
“Is it more of discomfort?”
と確認しても良いかも#英語診療 #USMLE #英語 #英語極意

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) June 5, 2021

英語診療の極意79:
英語で紹介状を返す時、先方の名前が分からない場合は？

“Dear colleague” 、「医療仲間」
と書きます

「別に仲間なんかじゃない！」と思うかもしれません。

日本でお世話になっていない方に「大変お世話になっております」などと同じ感覚かもしれません#英語診療 #USMLE #英語

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) June 19, 2021

日本で誤解が多いのはGPが「一般内科」や「振り分け専門医」のように思われること

実際はもっと多岐に疾患を診ていますし、病院に振るのも1割以下です。制度は違えど日本で総合診療医が今後必要とされていることは言うまでもないと思います。

そんな気持ちを上手く取材して頂いた民間医局さんに感謝 pic.twitter.com/2k3Yu6dP8V

— Dr Sasae🇬🇧医師🇯🇵で勤務 (@RSasae) October 31, 2021