記事・インタビュー

2024.12.11

「Chiba Clinical Skills Boot Camp 2024」

 

2024年12月8日(日)千葉県・NPO法人千葉医師研修支援ネットワーク主催「Chiba Clinical Skills Boot Camp 2024」に参加させていただきましたので、その様子をレポートいたします。

開催概要

主催:千葉県・NPO法人千葉医師研修支援ネットワーク
日時:2024年12月8日(日)13:00~17:10
場所:ペリエホール(JR千葉駅直結 ペリエ千葉7階)
対象者:初期臨床研修医ほか
代表世話人:鋪野 紀好先生(千葉大学大学院 医学研究院 地域医療教育学/千葉大学医学部附属病院)
世話人:伊藤 彰一先生(千葉大学大学院 医学研究院 医学教育学 教授/千葉大学医学部附属病院)

プログラム

Session A:ショックで診るべきHi-Phy-Vi

坂本 壮先生(総合病院国保旭中央病院/救急救命科)

Session B:臨床で役立つMMT(manual muscle testing)の実践

江原 淳先生(東京ベイ・浦安市川医療センター/総合内科)
杉田 陽一郎先生(東京ベイ・浦安市川医療センター/神経内科)

Session C:ジェネラリストのための筋骨格系診察

鋪野 紀好先生・柳田 育孝先生(千葉大学医学部附属病院/総合診療科)
田村 弘樹先生(東千葉メディカルセンター/総合診療科)

Session D:瞬速JCS・GCS!あなたの評価は正しいですか?

柴田 泰佑先生・冨松 真帆先生(亀田総合病院/救急救命科)

Symposium:ジェネラリストから学ぶ!!!ー身体診察をどう学び、どう実践するかー

座長:鋪野 紀好先生(千葉大学大学院 医学研究院 地域医療教育学 特任准教授)
坂本 壮先生(総合病院国保旭中央病院/救急救命科/臨床研修センター副センター長)
柴田 泰佑先生(亀田総合病院/救命救急科)
江原 淳先生(東京ベイ・浦安市川医療センター/総合内科)
柳田 育孝先生(千葉大学医学部附属病院/総合診療科)

世話人の伊藤 彰一先生より

身体診察をどんどん学んで欲しいですし、現場でもどんどん使っていって欲しいです。
今は研修医だけれども、1年経つと1つ上の先輩、専攻医になっていくので、研修医を教える立場になりますよね。そこでまた後輩に教えていって、身体診察を実践する良い流れが出来て欲しいですね。
臨床研修病院はそれなりに大きい病院が多いですが、専攻医になると小さい病院へ行ったり、当直のアルバイトをしたり、大きい病院にずっといるわけではありません。備品や機能が限られた中で診療できるようになるためにはやはり身体診察は大事になってきます。その時にしっかり診察が出来るようになってもらいたいですね。
病院が地理的に離れてあっても、このように連携して同じ価値観のもとで研修を提供できているというのはすごく良いことだと思っています。千葉県は1つ1つの研修病院が非常にクオリティの高い研修を提供できています。その上で病院同士のネットワークがあるというところが魅力の1つであると思います。
Boot Campも9回目となりましたが、こうして複数の病院が一緒に教えるという繋がりを作ることができ、その中に研修医を入れていくという良い機会ができたと思っています。

参加者の声

現地参加していた初期研修医2年次の先生に感想をお伺いしました。

―参加のきっかけは何ですか?
自分自身の身体診察スキルを身に付けたかったことと、有名な先生のレクチャーを聞きたかったので参加しました。

―今日、学びになったことを教えてください。
たくさんあります!
JCS・GCSのスコアは自分があいまいにやっていたことだったので、それを身に付けることが出来ましたし、救急外来は苦手とすることが多かったので、坂本先生のレクチャーを聞いて少し苦手が減ったかなと思います。
神経診察や筋骨格系の診察は、私は来年から整形外科に進むので、そのときの診察にとても役立つだろうなと思い、とても勉強になりました。

千葉県医師キャリアアップ・就職支援センター

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