THLツーコイン：断捨離エコー

断捨離エコー　これが2021年11月の月例企画です。
これは阿部幸雄と渡辺弘之が企画した月刊心エコー2021年8月号『心エコー・ミニマリストへの10の提言』から始まったコンセプト・言葉です。『断捨離』は作家のやましたひでこさんが広めた言葉、世界観です。よく読んで考えると、この企画はミニマリストよりは断捨離に近い発想でした。つまり、片づかない世界をどのように最適化するかが課題です。

心エコーの世界は、見方を変えると足し算の世界です。幾多の偉人達が続々と新たな指標を見つけ出し、精度を上げ、それぞれがエポックメーキングな扉を開き、それは今でも循環器診療に新たな視点を提供し続けています。そして検査技師は、その第一線の担い手として数多くの知識と技術を身につけるようになり、医師は、この非侵襲的手法を科学的解釈に結びつけるために努力を続けています。ここまではサニーサイドです。つまり日の当たるところですね。

一方、現場の技師や医師は、沢山の指標に埋もれつつあります。今こそ引き算が必要なのかもしれません。多数の患者さんを効率的に『捌かなければならない』現場で、データに追われて全体像を見失うことはありませんか。AからZまでのデータは揃ったが、はて、この患者さんで何が大切なのか。本質の幹が、枝葉の陰に隠れてしまうからです。

そこで、断捨離です。この企画では心エコーの世界に引き算ができるか。現場の質を下げずに効率を上げる、つまり断捨離エコーで心エコー図検査の最適化にチャレンジします。このセッションは、皆さまの心エコーが、ダイナミックな検査として蘇るきっかけになるはずです。
果たして結果はいかに！？
ライブ参加でも見逃し配信でも、是非とも御参加下さい。