アンケート記事
2025年前半は、新NISA制度の本格始動や金利・インフレ動向への関心の高まりを背景に、個人の資産形成において大きな転換期となっており、その必要性を多くの人が実感しています。
民間医局コネクトは会員医師・研修医・医学生にオンラインでアンケートを実施。1,975人から回答が寄せられました。
Q:現在のご自身の総資産額(金融資産)について、最も近い金額をお選びください。 (回答数: 1,975)
Q: 資産形成のために行っていることがあれば教えてください。(複数回答可)
アンケート回答者1,975人のうち、「500万円未満」の方が33.1%と最も多く、次いで「500万~1,000万円未満」が17.2%、「1,000万~3,000万円未満」が12.2%となっています。全体の約6割が総資産額1,000万円未満に該当しており、資産形成の初期段階にある人が多いことがうかがえます。
一方で、1億円以上の資産を保有している回答者も4.6%おり、一定数の高資産層も存在しています。
資産形成のために行っている手段としては、特にNISAや株式投資が多く、税制優遇制度の活用やリスクを取った資産運用に関心が高まっていることが読み取れます。また、金(ゴールド)やiDeCoも一定数の支持を集めており、リスク分散や老後資金の準備として多様な手段を取る傾向が見られます。
ただし暗号資産や一部のハイリスク投資商品は、依然としてボラティリティの高さが警戒され、利用者は限定的なままとなっています。
総じて2025年前半は、「制度の変化に呼応した投資行動の広がり」と「リスクと安定性のバランスを探る姿勢」が特徴的であり、個人が主体的に情報収集し、将来に備える動きが加速した時期といえるでしょう。
【アンケート概要】
調査期間:2025年4月3日 ~ 2025年4月9日
対象:「民間医局」会員の医師・研修医・医学生
回答者数:1,975人