アンケート記事
令和6年は4月24日から運用開始となった「熱中症特別警戒アラート」。危険な暑さとなる可能性があると言われている2024年の夏。6月時点で一段階下の「熱中症警戒アラート」が発表される中、医師たちはどのような暑さ対策を行っているのでしょうか。民間医局コネクトは会員医師・医学生を対象にオンラインでアンケートを実施。 2,734人から回答が寄せられました。
Q:「屋外の暑さ対策」として、ご自身が行っていることをいくつでもお選びください。(複数回答)
Q:「自宅の暑さ対策」として、ご自身が行っていることをいくつでもお選びください。(複数回答)
Q: 夏の暑さ対策について、「周りに伝えたいこと」「ご助言」などあれば、どのようなことでも結構ですので、教えてください。(自由記述:原文のまま記載)(回答数:1,222)
≪ 対策全般 ≫
・暑さは災害 暑い日は台風と一緒で出勤をとりやめましょう(小児科 40代)
・不要不急の外出を避ける!(医学生 20代)
・エコなど二の次。まず体調。(整形外科 50代)
・今までは大丈夫であった、という気持ちは捨てた方が良い(内科 60代)
・東南アジアのように、昼間すべて休業にすればいいのにと思います。(精神神経科 50代)
・気温が低くても湿度が高い時は熱中症になりやすいため、それほど暑くなくても、具合悪くなる前にエアコンなどのきいた涼しい場所へ移動して欲しい(総合診療科 40代)
・高齢者は自分の感覚よりも数字で管理調整がよい(形成外科 40代)
・暑熱順化について、さらなる啓蒙が必要だと思う。(精神科 30代)
・これだけニュースや報道にあるにも関わらず、毎年毎年熱中症で救急搬送される患者さんが後を絶たず、自分が熱中症になるとは思わなかったと話される方が多い。人事だと思わず、熱中症を認識して欲しい(内科 50代)
≪ グッズ ≫
・男でもかっこつけずに日傘を使うべき(眼科 30代)
・日焼け止めは必ず(人間ドック 40代)
・訪問診療の際にはネッククーラーを使ってます(内科 40代)
・汗をかいたときは乾いたタオルで拭くより、濡れたタオルで拭くほうが表面温度が下がって良い。(皮膚科 30代)
・カンファにも持ち込める卓上の扇風機がおすすめです。(初期研修医 20代)
・サングラスは紫外線防止に効果があると思う。(医学生 20代)
・メントールのスプレーが感覚的な効果が高い(消化器外科 40代)
・冷感マットレスカバーをお勧めします(救命救急科 20代)
≪ 水分・塩分補給 ≫
・水分補給の際、緑茶やカフェインが多い飲料だと、水分補給をしているつもりでもかえって排出されてしまうこともあるので、気をつけていただきたいです。(外科 30代)
・のどがかわいたときには遅い。のどが渇く前に水分補給(医学生 20代)
・倦怠感などの熱中症症状が少しでも感じた場合は、涼しい所に避難し、水分を多めに摂ること。(医学生 20代)
・あまり暑く感じなくても脱水に注意(外科 50代)
・当たり前ですが、小児は脱水になりやすい。また地面からも近いので輻射熱も強く浴びているはず(形成外科 30代)
・スポーツ飲料や塩分補給のお菓子で糖分過多になる方が多いので、摂取しすぎに注意していただきたく思います。(内科 40代)
・こまめな水分、塩分摂取と休憩が大切です。(麻酔科 40代)
≪ エアコン ≫
・入院費より冷房費のほうが安いので冷房を使ってください。(小児外科 30代)
・冷房の使用を我慢せず、一度電源を入れたら付けたり消したりしない。(小児科 30代)
・寝る時はエアコンは切らない。乾燥が気になるなら濡れタオルをぶら下げる。(眼科 30代)
・弱く冷房いれて冬布団で寝るほうが体を冷やさないように思います。(総合診療科 50代)
・これからの季節はどんどん暑くなることが予想されるので、我慢せずに冷房を使ったり、動く時間を変更するなどしてご自愛ください。(医学生 20代)
【アンケート概要】
調査期間:2024年6月20日 ~ 2024年6月22日
対象:「民間医局」会員の医師・医学生
回答者数:2,734人