記事・インタビュー

2018.02.15

救急医から在宅医へ、在宅医療を志したきっかけ

コールメディカルクリニック福岡

1997年より北九州総合病院の救急救命センター救急部にて麻酔・救急集中治療を担当。その後、浦添総合病院の救急総合診療部医長を務め、小倉リハビリテーション病院や医療法人矢津内科消化器科クリニックを経て、2012年に医療法人コールメディカルクリニック福岡を開業しました。

<お話を伺った先生>

コールメディカルクリニック福岡 病院長 岩野 歩

岩野 歩(いわの・あゆむ)
医療法人コールメディカルクリニック福岡
病院長

平成6年 産業医科大学卒業
平成9年 北九州総合病院救命救急センター
平成15年 仁愛会浦添総合病院 救命救急センター
平成18年 共和会小倉リハビリテーション病院
平成24年 コールメディカルクリニック福岡 開業

在宅医療をやろうと決めたきっかけ

救急医療に携わっていたころ、患者さんは病気だけではなく、社会的な問題を抱えているケースが多く、そうした背景に向き合うのも救急医の役目でした。これらの問題を解決するためには、在宅医療が必要と感じたからです。

患者さんとの思い出深いエピソード

多くの思い出深い出来事があり、具体的な事例を挙げるのは難しいのですが、これまでに関わってきた全ての患者さんとの出会いが積み重なってきた結果、在宅医療にたどり着いたというのが正直なところです。

クリニックを立ち上げたきっかけ

医師として経験を積んできた中で、超高齢社会で最も効率的な救急医療の在り方こそ、在宅医療だと確信したからです。「コールメディカルクリニック広島」前理事長の故岡林清司医師より、同じ思いを持つ仲間として名称をいただきました。

他クリニックとの違い

故岡林清司医師から救急医から在宅医へのキャリアパス構築を託されたこともあり、救急医複数名で構成されている強化型在宅療養支援診療所であることが、他との違いかもしれません。また、重度障害児向けの通所デイケア施設「小さなあしあと」も併設しています。

コールメディカルクリニック福岡の研修プログラム

質の高い在宅医療を普及するという同じ志を持つ仲間を増やしていくために、在宅医療研修センターを立ち上げました。「在宅医養成コース」「後期研修医コース」「地域連携コース」「地域医療塾」の4つのコースをご用意しています。

コールメディカルクリニック福岡

在宅を行う上で、良いクリニックと悪いクリニックの見分け方

在宅医療は24時間365日体制が当たり前ですし、質の良い医療を提供していれば、必然的に在宅での看取り率は高くなる傾向があります。在宅医療環境が整っていない地域では、患者さん自体も自宅で最期を迎えることを望まれないでしょう。

本当の意味での在宅医療とは?

在宅医療には「高齢者医療」「終末期医療」「障害児者医療」の三本柱があり、いずれか一つでも欠けていれば、地域のニーズに沿った在宅医療ができているとは言えません。当クリニックでは、これら全てをカバーしています。

コールメディカルクリニック福岡 病院長 岩野 歩

医療法人コールメディカルクリニック福岡
当法人の活動や在宅医療に興味がある方は、下記より公式WEBサイトをご覧ください。
http://www.call-med-fuk.com/
医療法人コールメディカルクリニック福岡
〒811-3516 福岡県宗像市公園通り1丁目9-3

岩野 歩

救急医から在宅医へ、在宅医療を志したきっかけ

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